パリ五輪の柔道競技が27日にスタート。初日は女子48キロ級の角田夏実(31=SBC湘南美容クリニック)が金メダル、男子60キロ級の永山竜樹(28=同)は銅メダルを獲得した一方で、審判の判定が物議を醸した。 特に永山は準々決勝で、不可解すぎる判定に涙をのんだ。寝技でガリゴスに片手絞めを決められたが、主審は「待て」のコール。だが、ガリゴスは技を解かず絞め続けると、永山は意識を失って「落ちた」状態になり、これを見た主審はガリゴスの一本勝ちを宣告した。SNS上ではこれに「待てがかかっているのに、なぜ一本負け」「世紀の大誤審」などの声が上がり、「X」では「柔道の審判」がトレンド入りしたほどだった。 バルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの〝元暴走王〟小川直也氏は「みんな怒っているのは、『待て』がかかっているのに、絞め続けて落としたから。それは理解できるし、俺も確かに腑に落ちない。永山選手の抗議する気持ち