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「留学で人生を棒に振る日本人」（扶桑社新書、２３日発売）という本がメチャメチャ面白い。著者は、日本で初めて「留学カウンセラー」名乗ったという女性。留学に狂騒する人たち、親たちのバカさ加減を、思う存分、暴露してくれている。 サワリを紹介すると…。①英語ができない日本人に留学カウンセラーが薦めるのはまず「コミュニティ・カレッジ」へ行け。しかしこの学校は大学ではなく、現地の低所得者層や英語が覚束ないヒスパニックなどが多く通う「職業訓練校」のようなもので、もちろん授業レベルも学生レベルも低い。こんな学校を出たところでまともな就職はムリ。 ②アメリカ人家庭でホーム・スティの温かさを期待するなんて幻想に過ぎない。何しろ、日本人男子学生ほどスティ先で嫌われている人たちはいないのだ。朝起きても挨拶すらできない。ブスっとして何も言わずに出かける…。こんな人たちとはとても一緒に暮らせないとアメリカ人は思っ