睡眠に伴っておこる望ましくない現象を睡眠随伴症(寝ぼけ)と呼びます。 よく見られるのがノンレム睡眠で起こる 覚醒時錯乱、睡眠遊行(夢遊病)、夜驚症です。 特徴として ①睡眠前半の深い睡眠から急に覚醒するときに出現する ②覚醒が不完全で意識が鮮明でなく本人は何をしたか覚えてない ③子供に多く、成長するにつれ改善・消失する傾向がある などです。 しかし成人では治療を要することもあります。 覚醒時錯乱は起きがけに、 一時的にわけのわからないしぐさをしたり寝言をしたりする状態です。 家族内発生や遺伝的素因があります。 睡眠遊行とは眠りながら歩くという意味です。 目は開いていますが、うつろでぼんやりとしています。 時には寝言を言いながら走ることもあります。 成人の男性ではまれに暴力を振るうこともあり、 極端な例では殺人など司法上の問題となるケースもあります。 夜驚症は子供によくみられ、 恐怖の表情で