本日はOpenCVを使って、特定の範囲の色を抽出してみたいと思います。 例としては(0,0,100)~(100,100,255)のように、色の範囲を与えてやり、それを基に範囲内の画素のみを抽出してみたいと思います。 色の抽出として、「(1) 普通に画像のRGB値を使う」手もありますが、RGBをHSVに変換し、「(2) HSVから色抽出する」例と今回は両方作成して比較してみたいと思います。 HSV : Hue, Saturation, ValueHSVとは、色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Value)の三つの成分からなる色の表現法のことで、RGBのような光の3原色(赤・緑・青)とは違う3軸で色を表現します。 ① 色相(H):色の種類(例えば赤、青、黄色) ② 彩度(S):色の鮮やかさ。 ③ 明度(V):色の明るさ。 HSV色空間は人間が色を知覚する方法と類似しているとされ