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財団法人 日本中毒情報センター 医師向け中毒情報 【フッ化水素】Ver.3.02 財団法人 日本中毒情報センター 医師向け中毒情報 フ ッ化水素 0 .概要 フ ッ化水素(HF)は 25℃では気体で、その水溶液はフッ化水素酸(フッ酸)と呼ばれる。 フロンガス、フッ素化合物の原料となるほか、ガラスの艶消し、半導体のエッチング、 金属の酸洗いなど、工業的に広く用いられている。 弱酸ながらきわめて強い腐食性があり、その作用は強酸の硝酸や硫酸よりも強い。 また、曝露経路にかかわらず、体内に容易に吸収され、フッ素イオンとして低カル シウム血症等の全身症状を引き起こし、死亡する例もあることがよく知られている。 曝露した場合は汚染除去ののち、充分な循環管理・血中のカルシウム濃度の測定を行い、 グルコン酸カルシウムの投与を積極的に行う。 [毒性] 経口:最小致死量 1.5 g(または 20 mg/
医療機関における除染と個人防護装備 以下には、現在、世界的にほぼ一般的に認められている、理論的に望ましい集団除 染方法を示すが、未解決問題も多数存在することも無視できない。軍隊における集団 除染方法も従来の化学災害における集団除染法も、そのままケミカル・バイオテロにお いて医療機関に直接適用できるかは疑問であると言われている。そのため、未解決問 題をひとつひとつ解決していって、医療機関向けの集団除染体制の確立につなげよう という動きが国際的に起こっている。 I.集団除染の概念 化学災害では、ゾーンニングの概念が重要視される。化学災害対策の基本的な概 念は、まず被災者や病院を危険な物質から遠ざけることにあり、そのため、事故現場の 周りにホットゾーン(最危険地帯)を設定し、自由な人の出入りを禁じる。さらに、その周 りにウオームゾーン(準危険地帯)を設定し、基本的な救命救急処置を優先しな
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