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◎【新刊】『テレフォン人生相談 ―心の仮面をはずそう―』(2022年11月30日発売) ● 2022年10月18日(火)14時25分〜14時50分ごろ 文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」ゲスト出演 ◎【新刊】『「心の重荷」の降ろしかた「生きるのがつらい」ときはやり直せばいい 』 (三笠書房) (2022年9月22日発売) ● 2022年9月2日(金)発売 マキノ出版『安心』10月号 連載 『社会心理学者 加藤諦三の「人生を豊かにする心理学」』第17回「健康維持に役立つ能力」(P.70-71) ※ 今回で連載は休載です ● 2022年8月31日(水)発売 雑誌『THE FORWARD』Vol.4(実業之日本社) の巻頭特集「やさしさ論」に記事掲載(P.18-19) ◎【新刊】『パワハラ症候群』 (PHP新書) (2022年8月11日発売) ● 2022年8月2日(火)発売 マキノ出版『
小さい頃から、自分の願いや要求が嘲笑されたり、無視されたりすることなく、まともに対応されて育った人、つまり母親から愛されて育った人は、自然と強さを身につけている。しかしそうてない人、愛されなかった人ほ、その強さを自ら戦いとっていがなければならないのである。 そのために必要なことが自己実現している人と一緒になるということである。学生時代が終ると本当の友人はできない、などという言葉を信じてはいけない。社会人になってからだって親密な友人はできる。 親が与えてくれなかったものを、自己実現した人は与えてくれる。人間の心の成長に欠くことのできない愛は、自己実現した人によってしかもたらされない。 しかし多くの愛されなかった人は、神経症タイプの人間から神経症タイプの人間へとわたりあるいてしまう。そして、「人にとりいろうとする動機」に支配されて奴隷のように生きたり、或いは他人の願いを踏みにじる支配的な
自分を受け入れるということは、自分に欠点はあるけれども、「それにもかかわらず」自分を受け入れるということである。ある時、ハーヴァード大学の心理学の授業で、ある教授がマズローについての解説をしていた。その時に“in spite of”という言葉を強く発言したのが印象に残った。マズローが自分を受け入れるということを、どのように解釈したのかという説明である。自分にはいろいろな弱点がある。それはそれとしてしっかりと認識する。しかし、その弱点の認識と全体としての自分をどう解釈するかということは、また別のことである。自分には体力がない。しかし、そのことで自分の他の能力を実現する心理的姿勢を失わないということである。体力がない「にもかかわらず」私は私が好きであるというのが、自分を受け入れるということである。自分は臆病である。しかしそのことで人間として価値がないように解釈しないことである。人間にはいろいろ
嫉妬深い人は物事に関心があるのではなく、優越しているかしていないかにのみ関心がある。まさに ahead or not にのみ関心がある。優越することが唯一の喜びになる。 This attitude leads necessarily to a loss or impairment of real interest in any cause. これは悪循環である。物事に関心がないということの方が先かも知れない。 神経症的競争の第一の特徴こそまさに嫉妬の特徴ではなかろうか。人より優位に立ちたい、人が自分より優位にいることが気に入らない。これがカレン・ホルナイの言う、[神経症的競争をする人は自分と他人を対立して考える]ということであろう。 The neurotic measures himself against persons. こんなときにまわりにいる人で、その嫉妬深い人の味方をす
「良い子」は確かにしてはいけないことをしない。しかし「これをしたい」と言うことがない。 つまり「良い子」はいくつになっても自分がない。自分をなくしたら、好きなものは考えられない。「良い子」はどう生きたらいいか分からない。「良い子」は自分は、誰が好きだかも分かっていない。 とにかく「良い子」の最大の問題は自分の好きなことがないと言うことである。本気で「これがしたい」ということがないことである。好きなことが見つかればそれにエネルギーを向けることができる。しかし好きなことが見つからない。 そして「良い子」は好きなことをしていないから様々な不必要なトラブルを起こす。競争すべき人でない人と競争する。張り合うべき人でない人と張り合う。だから本来仲良くできる人とも仲が悪くなる。 ウサギとカメとが自分があれば、お互いに競争しない。だからお互いに仲良くなれる。しかしウサギとカメとが自分がないと、お互
加藤諦三が過去に行った講演を収録したテープを、音声データとして公開しています。 以下の【お願いと注意していただきたいこと】をよくお読みになった上でご利用下さい。 【お願いと注意していただきたいこと】 ・これらの音声ファイルは、個人で利用してください。営利目的での利用は禁止します。 ・これらの音声ファイルの、再配布・二次使用は禁止します。 ・音声ファイルへの直接リンクは厳禁です。これを守っていただけないと、アカウントが停止され、今後の講演テープの公開ができなくなってしまう場合があります。 ・音声ファイルは、mp3形式です。mp3形式のファイルを再生できるソフトをお持ちでない方は、以下のMicrosoft®のサイトから、Windows Media™ Player(無料)を、ダウンロード・インストールしてください。お使いのPCのOSに合わせて、いずれかを選択してください。ただし、当ホ
幸せになれない人は、傷ついた自分の心をどういやすかということから出発する。 そして現実の自分を無視しようとする。実際の自分では傷ついた心をいやせないと思いこんでいる。 現実の自分を無視して行動するから、することが見せかけだけになる。外側を飾ることが中心になる。地に足がついていない。 それは、はたから見ているともったいない生き方である。せっかくいい能力を持っているのに、それを使わないで、 持っていない能力にこだわっている。そういう人こそ、いろいろな才能、若さ、時間に恵まれ、やろうとすれば いろいろなことができる。それなのに大切な時間と能力を、何も成果が上がらないことに費やしているのである。 人にはいろいろな才能がある。人と比べてではなく、その人にできることはたくさんある。 それなのに、できないことにこだわり、悩みながら二度と帰らぬ青春を浪費する。 ちょうど、たくさんのおいしい料理を眼
「受験生の心の休ませ方」(PHP研究所)を出版しました。 十代は生きる支えがない。しかしそれでよい。生きる支えを作るのが十代である。 そしてその生きる心の支えは、様々な体験からしか生まれてこない。 青春時代は悩みがあるのが正常である。ヘビがまっすぐになったらヘビでないのと同じで、悩みのない青春は青春ではない。 人間には当たり前の自然な成長のプロセスがある。 誰も傷つくことなしに、青春を生きていくことは出来ない。そしてその傷が深ければ深いほど、そのあとの再生も力強い。傷の深さは再生の輝きに比例する。 十代に生きる土台を築かなければ、その先の人生はない。十代で悩むと、悩み苦しみに免疫が出来る。 もし今あなたに悩みがあったら、「今、私は予防接種している」と思えば良い。 梅雨は、春の感情を一掃する雨。夏を迎えるためにはこの雨が必要。十代の悩みは梅雨のようなものである。 小さい頃の
子供が「シャベルを欲しい」という。子供が本当にシャベルを欲しい場合と、母親の関心を引くためにわがままを言っている場合と二つある。本当にシャベルを欲しい場合には与えることが望ましいのは勿論である。 問題は本当にシャベルを欲しくないのに、母親の関心を引くためのわがままを言っている時である。このシャベルを欲しいと言うわがままは自分に関心を持ってくれという要求である。 親が無関心な上にシャベルが欲しいという要求がいつも拒否されると、どうなるか。親を恨んで問題児となるか、自分で自分にしか関心のないナルシシストになっていく。 ではシャベルを欲しいと言うわがままが通る場合にはどうなるか。次はバケツを欲しがる。そこで親が放任で次から次へと与える。この場合その子はますますわがままになるだけである。子供が欲しいのはシャベルやバケツではなく、母親の関心だからである。 そしてこの子は母親の関心を得られない
[NEW] 2022年2月26日(土)22時〜 NHK Eテレ(NHK教育テレビ)『SWITCHインタビュー達人達』に、漫画家 真鍋昌平先生と出演 (アプリ「NHKプラス」で同時配信&1週間の見逃し配信あり) ● 2022年2月2日(水)発売 マキノ出版『安心』3月号 連載 『社会心理学者 加藤諦三の「人生を豊かにする心理学」』第10回「新しいことに気づく力」(P.152-153) ◎【新刊】『不安をしずめる心理学』 (PHP新書) (2022年1月15日発売) 【年頭所感】(2022年) 詳細を見る ● 2021年12月25日(土) 「文春オンライン」に、ニッポン放送「テレフォン人生相談 」に関するインタビュー記事掲載 ◎【復刊】大和書房創立60周年記念 『俺には俺の生き方がある』(2021年12月11日発売) ● 2021年12月27日(月)発売 マキノ出版『安心』2月号 連載 『社会
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