紋別から函館へ授業配信、文科省の実験で2高校が連携 (4月2日付け) 地方の高校が抱える都市部との教育格差解決の突破口を見出そうと、文部科学省は平成25年度から小規模校に他地域の大規模校から授業の配信を受けさせる実証実験を道内限定で実施している。その一環で、紋別高(猪股康行校長)は道南の南茅部高(松浦宣美校長、函館市川汲町)に数学の授業をインターネット回線を通じて配信。画面越しのやり取りでコミュニケーションに苦慮する面はあるが、現地の生徒からは「今までにないスタイルの授業でわかりやすい。違和感はあまり感じない」との声があがるなど好評だ。 南茅部高が紋別高から配信を受けているのは「数学Ⅰ」の授業。1年生の数学は習熟度に応じた少人数指導を行っていて、1学年24人のうち上級レベルの6人が週に数回、紋別の太田道男教諭による授業を受けている。 実証実験は道教委が文科省の制度を活用し、平成28