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【江川紹子の事件簿】FIFA汚職と刑事訴訟法改正案──改めて問われる取り調べ可視化 ヨーゼフ・〝ゼップ〟・ブラッター元FIFA会長 【6月15日、mulan=東京】 ■FIFA汚職摘発で司法取引に追い風が 国際サッカー連盟(FIFA)の幹部ら14人が、ワールドカップ開催や放送権などを巡って賄賂を受け取ったり、資金洗浄などで米司法当局に起訴された事件。強制捜査の最中に行われた会長選挙で5選目を果たし、当初は強気だったブラッター会長も、4日後に辞任を表明した。 この展開に、日本の法務省も色めきだっているのではないか。というのは、今国会では、同省が提出している刑事訴訟法等の改正法案が審議されている。その中に、日本版司法取引の導入が含まれているが、これについては「冤罪を生む」などの批判が絶えない。そんな中で、司法取引の威力が見えやすいFIFA汚職摘発は、まさに法務省への追い風のように見える。 米当
【江川紹子の事件簿】なぜ、今、「砂川判決」なのか──本当の問題点と珠玉の部分 1955年頃に撮影された砂川事件/wikipediaより 【6月11日、mulan=東京】 ■最高裁が自衛隊に触れた唯一無二の判決 最高裁の「砂川判決」が脚光を浴びている。 集団的自衛権の行使容認の違憲性が話題になるたびに、政府や自民党によって、半世紀以上も前に出された判決を持ち出される。衆議院憲法審査会で参考人となった憲法学者が、そろって審議中の安保法案を「憲法違反」と断じた後、政府が慌てて出した見解や自民党が所属議員に向けて配った文書でも、この「砂川判決」が使われた。 なぜ、今、「砂川判決」なのか。 集団的自衛権行使容認の牽引役となってきた高村正彦・自民党副総裁は、次のように語っている。 「この判決が、私が知る限り、最高裁が自衛権に触れた唯一無二の判決だ」 では、この唯一無二の司法判断は、果たして集団的自衛権
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