サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
体力トレーニング
www.npo-gina.org
そこにいるだけで癒される、と日本人を含む世界中の人々を魅了してきた「微笑みの国タイ」はもうなくなってしまったのかもしれません。原因は大麻です。 もっとも、もともとタイは大麻には"寛容"で、以前から大麻目的でタイを渡航する人は(日本人も含めて)少なくありませんでした。「疑えば射殺」という無茶苦茶な薬物対策がとられていた2000年代前半のタクシン政権の頃でさえも、覚醒剤には厳しくとも大麻はそうではありませんでした。 とはいえ、2000年代前半の当時は大麻で逮捕され塀の中での生活を余儀なくされていた日本人もいました。通常、大麻の個人使用だけなら、警察に見つかったとしても1万バーツほどをその場で警察官に渡せば見逃してもらえることが多かったようですが、そのような交渉が"下手な"日本人、あるいはあまりにも大量に販売していたような場合はそれなりに厳しい処罰がありました。 ただし、このような大麻のヘビーユ
目 次 1 外国人にとってタイは最大のHIV感染国 2 最大100万人のセックスワーカー 3 どこにでもいるセックスワーカー 4 狂乱のリゾート地パタヤ 5 バンコクの夜の実態 6 北タイの売春事情 7 恋愛、結婚、叶わぬ恋 1 外国人にとってタイは最大のHIV感染国 性行為を介したHIV感染を考えたとき、コンドームを適切に使用していればほぼ完全に感染は防げるはずです。この知識は日本を含めた先進国の国民であれば知らない人はまずいないでしょう。そして、タイでHIVが蔓延していることを知らない人も、少なくともタイ国に渡航する人たちの間にはいないでしょう。 にもかかわらず、性行為を介してタイでHIVに感染する人は後を絶ちません。 例えば、British Medical Journalという医学専門誌の2004年3月号に掲載された「Sex, Sun, Sea, and STIs」というタイトルの論
今回は、実際に私が診察室で相談を受けた事例の紹介から始めたいと思います。 30代の女性(仮にA子さんとします)は、日頃から湿疹や風邪で受診していましたが、あるとき自分の夫(B男さんとします)のことで相談をされました。内容をまとめると次のようになります。 一流企業で働くB男さんは、それなりの収入があり、生活は楽とまでは言えませんが、現在小学生の娘さんとの3人での生活は、おそらく他人からは理想の家族に見えるに違いありません。 しかし、A子さんの悩みは相当深いところまできています。A子さんによればB男さんは「性依存症」だというのです。以前は複数のガールフレンドがいたようで、A子さんと交際しだしてからも何度か浮気が発覚したそうです。しかし、B男さんはA子さんと結婚するときに「これからは絶対に浮気はしない」と約束し、A子さんによれば、「ある意味でそれは守っている」そうなのです。 B男さんの「フーゾク
前回のコラムで、実際に私が医師として診察した性依存症の症例を3例(1例は奥さんからの相談)紹介しました。その3つの症例のいずれもが「性風俗店」を頻繁に利用していました。わずかな例で断定することはできないかもしれませんが、私には、日本人で性依存症をわずらっている人の多く、さらに性依存症とまで言えなくても日本人男性の何パーセントかは「性風俗店」をいとも簡単に利用しているように思えてなりません。 私が日本人の性行動がおかしい、あるいは「おかしい」とまで言えないとしても西洋人と大きく異なることに気付いたのは、2006年、タイのフリーで顧客をとるセックス・ワーカーの調査を実施したときです。 我々がこの調査が必要と考えたきっかけは、なぜ外国人(特に西洋人)は自国ではなくタイでHIVに感染するのか、について知りたかったからです。すでに世界のマスコミでは、タイでHIVに感染する外国人が多いことが指摘されて
オーラルセックスでの性感染症を防ぐためにコンドームを用いましょう・・・ このようなことを耳にする機会が最近増えてきていますが、私自身はこの表現には少し抵抗があります。コンドームがオーラルセックスでの危険性を完全に回避できるわけではないからです。 ここで、「オーラルセックス」とは何か、について考えてみましょう。オーラルセックスには3つのタイプがあります。1つは女性(もしくは男性)が男性のペニスを口で愛撫するフェラチオ(fellatio)、2つめは、男性(もしくは女性)が女性の外性器を口で愛撫するクンニリングス(cunnilingus)、3つめは、男性・女性が相手の肛門を口で愛撫するリミング(rimming)です。このうちコンドームは1つめのフェラチオにしか有効でないのは自明でしょう。 しかも、では3種類のうちのひとつであるフェラチオに対してならばコンドームは完璧な予防法か、と問われればそうい
HOME | GINAとは | GINAの活動 | タイの施設紹介 | レポート・コラム | マスコミ掲載記事 | HIV検査に行こう | 他の性感染症について | 寄付・会員案内 | 収支報告 | リンク | サイトマップ NPO法人GINAはエイズ自助グループ・エイズ孤児支援を行っております Copyright (C) GINA All Right Reserved.
このコラムは厚生労働省の研究班が実施していた「日本の性の娯楽施設・産業に係る人々への支援に関する学際的研究」の運営するサイトsexba.jp(現在は閲覧できません)にて「セイフティ・セックス講座」として谷口恭が2008年から2010年にかけて執筆していたものです。 お役立ちコラム目次 ●日本人はフェラチオ好き (公開:2008年10月-11月) 以前、地元の研究者や保健師らと共に、タイのある地方都市の置屋を訪問しセックスワーカーにインタビューしていたときの話。地方から出稼ぎに来ているという19歳のセックスワーカーは(タイでは地方から地方にセックスワーカーとして出稼ぎにでることが多い)、私が日本人... ●本当に怖いB型肝炎 (公開:2008年11月-12月) 最近はHIVに対する関心が高まってきたようで、私が院長をつとめる太融寺町谷口医院にも毎日のように「HIV感染が心配で・・・」というよ
目 次 1 置屋訪問で健康管理 2 少なくない日本人の顧客 3 両親を助けるための売春 4 売春価格は900円 5 最大の関心ごとは性感染症 6 娼婦よりも高級な男娼 7 HIV陽性のセックスワーカー 1 置屋訪問で健康管理 2006年6月上旬、私、谷口恭は、タイ南部のソンクラー県にあるThaksin大学を訪問しました。同大学の公衆衛生学教室教授Dr.Chutaratに会い、南タイの売春事情について教えてもらうことが目的です。 Dr.Chutaratは、南タイ、さらにはマレーシアにいたるまでのHIV/AIDS、性感染症、セックスワーカーといった諸問題についての研究をされており、すぐれた業績を残されている教授です。 (写真1) タクシン大学 Dr.Chutaratは、私の訪問に合わせてフィールドワークの日程を組んでくれていました。フィールドワークに参加するのは、Dr.
レポート募集のお知らせ GINAでは、HIV/AIDS、あるいはハンセン病などの組織でボランティアをされたことのある方のレポートを募集しています。 Copyright© Npo-gina.org 2006 All right reserved
目 次 1 外国人にとってタイは最大のHIV感染国 2 最大100万人のセックスワーカー 3 どこにでもいるセックスワーカー 4 狂乱のリゾート地パタヤ 5 バンコクの夜の実態 6 北タイの売春事情 7 恋愛、結婚、叶わぬ恋 1 外国人にとってタイは最大のHIV感染国 性行為を介したHIV感染を考えたとき、コンドームを適切に使用していればほぼ完全に感染は防げるはずです。この知識は日本を含めた先進国の国民であれば知らない人はまずいないでしょう。そして、タイでHIVが蔓延していることを知らない人も、少なくともタイ国に渡航する人たちの間にはいないでしょう。 にもかかわらず、性行為を介してタイでHIVに感染する人は後を絶ちません。 例えば、British Medical Journalという医学専門誌の2004年3月号に掲載された「Sex, Sun, Sea, and STI
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『HIV/AIDS患者・家族を草の根レベルで支援するNPO法人GINA』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く