「資本主義は最悪の経済システムである。ただし、これまでに試された資本主義以外のシステムを除けばだが……」 � �ハンガリー出身の社会主義研究の泰斗であるコルナイ・ヤーノシュによる資本主義研究序説。�資本主義の本質を、「イノベーション」と「余剰経済」とし、イノベーションが起こりにくく、モノが不足する社会主義経済と比較しながら、資本主義システムの相対的な優位性を説く。 �旧社会主義国における実体験、またアメリカをはじめとする数多くの資本主義国での教員経験に裏打ちされた「資本主義システムの擁護」は、本書の白眉。ハイエクの『隷属への道』、フリードマンの『資本主義と自由』といった古典にも比する一冊。 � 日本語版への序文 �英語版への序文 � �第1部 イノベーションとは何か �第1章 はじめに �第2章 資本主義, 社会主義, 技術進歩 �2.1 1917年以降の革命的新製品 �2.2 先駆者への