佐渡は日本海に浮かぶ島で、面積は855,33平方km、東京23区の1.4倍、人口はおよそ6万2000人。古くから海洋交易の拠点であり歴史、文化、芸能の島として知られています。 一方で自然も色濃く残っており、最後まで野生のトキが生息していた島であり、その後の多くの人々の努力で今年は自然界で38年振りにヒナが誕生し佐渡の空に舞いました。 そんな島の中に、佐渡の人でもあまり足を踏み入れることのない天然杉の森があります。1本1本が個性的で一つとして同じ形の木はありません。人工林の杉とはまったく違う天然杉これらの天然杉の育ちは、佐渡の気候と大きく関わっているのです。 2008年開催の「洞爺湖サミット」で天野尚撮影による大型写真パネルが注目をあつめた「金剛杉」をはじめさまざまな巨木が500年以上とも言われる時を超え、ひっそりと生き続けています。 「杉」は日本を象徴する植物で、近い種が近隣アジアにあるだ