「音松のオペアンプ道」も始まってはや1ヶ月、大勢の方からアクセスしていただき関係者一同大変感謝している。さて今回2回目はより深く掘り下げてオペアンプの見分け方に集点を合わせてみよう。 通常よく見かけるものは8ピンのものである。これは"デュアルインラインパッケージ"とよばれており、略してDIP(ディップ)ともよばれる(図1)。左右に4本づつ脚が並んでいるのでそうよばれている。表面はプラスティックモールドされており、中にシリコンチップが入っている。8本の脚、これは"リードフレーム"と呼ばれる金属で、鉄とニッケルの合金で表面を半田メッキしてあるが、中のチップとは"ボンディングワイヤー"とよばれる髪の毛よりも細い金線でひとつづつ結ばれている。 この構造はほとんどのICやLSI、CPU、メモリーなどとも共通である。廃品回収業者が捨てられた電子機器を分解してICを溶かしてこの金線を取り出して集めてまた