マーケティングにデジタルもアナログもない。マーケティングはマーケティング。ネット系、トラディショナル系なんて言っていないで、すぐにでも融合すべき――。 こんな声をかなり前から聞いています。そして相変わらず耳にするのは、「必要だとは分かっているけど相容れない何かによって融合が妨げられている」と、多くの方が感じているということなのでしょう。デジタルとアナログの両側で分析業務をしてきた筆者からすると、確かにデータの使い方や考え方が明らかに異なると感じています。しかし、だからこそ両者が混ざりあった時に新たな視点が生まれるのではないかと思います。 元々私はコンサルティングファームや総合広告代理店で比較的大きな調査データの分析をベースとしたプロダクトマーケティングやCI、BIなども含むブランディングなどのお手伝いをしてきました。その後、より大量のデータを求めてデジタル側に足を踏み入れたのです。デジタル