印刷によりフレキシブルなフィルム基板上に熱電変換素子を形成する 高い柔軟性をもつので、さまざまな形状の設置箇所に適用可能 熱電変換素子のフレキシブル化、低コスト化で環境発電の普及促進に期待 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)フレキシブルエレクトロニクス研究センター【研究センター長 鎌田 俊英】表示機能デバイスチーム 星野 聰 研究チーム長、末森 浩司 研究員は、プラスチックフィルムや紙などのフレキシブル基板上に、熱電変換素子を印刷で形成する技術の開発に成功した。本技術は、熱電変換素子をフィルム状素子とし高い柔軟性を付与することで、設置箇所の形状に制約されずに設置できるようにするものである。また、印刷による製造プロセスの低コスト化、省資源化が可能となる。 熱エネルギーを電力に変換する熱電変換素子の利用を促進するためには、高変換効率化、低コスト化とと