トップ > 静岡 > 4月15日の記事一覧 > 記事 【静岡】 浜松・細江町「狐塚古墳」市内最大の方墳 市の調査で判明 2011年4月15日 5世紀半ば、埴輪の並びも特徴 浜松市北区細江町の狐塚古墳が、5世紀半ば(古墳時代中期)に造られた市内最大の方墳だったことが、市の発掘調査で分かった。1辺22メートルの2段築造で、県内でも3番目に大きい方墳。埴輪(はにわ)が規則的に立ち並んで出土したことも特徴的という。 表面を覆う「ふき石」を並べたことと合わせ、近畿地方にある前方後円墳との共通項がみられる。埋葬者について文化財課は「大和王権と直接的な結びつきを持ち、武官的な立場で浜名湖北岸の水上・陸上交通の管理を担ったと考えられる」と話している。 調査範囲は、現存する北東側の墳丘部分。1月から3月にかけて発掘したところ、上段と下段の間に幅1・8メートルほどの平らな面がめぐらされており、そこから円筒埴輪