蘇東坡旧居跡の宋代以降の遺構から出土した陶俑(2019年11月27日撮影)。(c)Xinhua News 【12月17日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)眉山市(Meishan)の三蘇祠(さんそし)博物館は6日、館内の建物の一つ、式蘇軒文物庫房でこのほど行われた改築工事で宋代以降の遺構が見つかり、約3カ月間の緊急発掘調査の結果、500点以上の遺物が出土したと明らかにした。 「三蘇」とは、北宋(960~1127年)時代に活躍した文人、蘇洵(Su Xun)とその息子、蘇軾(Su Shi)、蘇轍(Su Zhe)兄弟を指す。いずれも唐から宋の著名な詩文家「唐宋八大家」の一人に数えられており、中でも蘇軾は蘇東坡(Su Dongpo)とも呼ばれ、日本でも広く知られている。 眉山は古く眉州と呼ばれ、蘇氏父子の故郷として知られる。同地には父子にまつわる遺跡も多く、特に蘇東坡に関係する大