阪神間で戦後、活躍した前衛美術集団「具体」のコレクションなどで知られる芦屋市立美術博物館(同市伊勢町)の学芸員4人全員が、大幅な人件費削減などに反発し、3月末で退職することが18日、明らかになった。学芸員の一斉退職は異例で、同館への寄託品の引き揚げを検討する所有者もあり、地域の文化を伝えるコレクションが散逸する恐れも出ている。(神谷千晶) 学芸員は、同博物館を運営するNPO法人「芦屋ミュージアム・マネジメント(AMM)」に所属。18日夜、芦屋市役所で事務職員を含む計5人が会見を開き、2010年度末での退職の意向を表明した。 同館は1991年に開館。財政難などから2006年以降、AMMに業務を委託した。学芸員は市職員からAMM職員になって仕事を続けていた。 市はさらに2011年度から指定管理者制度の導入を決定。今年1月、AMMと小学館集英社プロダクションなどを含む団体を指定管理者に選定した。
集落の仏堂から県宝の「木造毘沙門天(びしゃもんてん)立像」が盗まれた北安曇郡池田町の教育委員会は17日、この仏像が安置されていた広津地区で過去に5件の盗難があり、37体の被害を把握していると定例の町文化財保護委員会で報告した。町教委は町内にある約230体の管理状況を調べるとともに、集落で管理に不安があれば町が預かると呼び掛けている。 町教委によると、2005〜08年に広津地区の日野、南足沼、郷志窪、菅ノ田、日影山の各集落から被害報告があった。日野では十二神将10体、南足沼は十王像など16体、郷志窪は薬師如来坐像など9体、日影山は勢至菩薩(ぼさつ)坐像1体、菅ノ田は聖徳太子立像1体などが盗まれている。いずれも盗難の日時や文化財としての価値は不明という。 仏堂の多くは南京錠などによる施錠のみで、錠前や戸が壊されていた。町教委は数年前から町に仏像を寄託するよう呼び掛けてきたが、「地元にあって
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