大宰府「客館」跡を保存へ 土地所有の西鉄が協力 2011年12月16日 10:14 カテゴリー:文化 九州 > 福岡 古代の「客館」とみられる遺構が出土した福岡県太宰府市朱雀の西日本鉄道(福岡市)の操車場跡地について、同社は15日の常務会で遺跡の保存に協力することを確認した。土地所有者の理解を得たことを受け、太宰府市は国の特別史跡指定の申請準備に入る。 文化庁記念物課は「重要性の高い遺跡の可能性があるとみている。特別史跡である大宰府跡の一部としての追加指定や新規指定などの方法も含め、地元調査の進展を踏まえて今後検討していきたい」としている。特別史跡に決まれば、道路が碁盤の目状に整備された古代大宰府の市街地に当たる「条坊」内の遺跡としては初のケースとなる。 15日の常務会には竹島和幸社長ら幹部が出席。関係者によると、遺跡の概要などが報告された後、出席者は「重要性が分かった」「今後の活用策
さいたま市は13日、同市北区の大宮盆栽美術館で同館所蔵の盆栽1点が枯死したと発表した。同館では平成21年7月にもエゾマツなどの盆栽3点の枯死が確認されており、今回で4点目。正確な原因は不明だが、展示方法が影響した可能性があるという。 今回枯死したのは樹齢約120年の五葉松で、19年12月に62万円で購入。当時の評価額は250万円だった。今年9月、葉の変色が発見され、樹木医らの処置を受けたが11月17日に枯死が確認された。病気などの症状は見られないという。 同館では3人の専属技師が盆栽を管理しているほか、樹木医が定期的に状態を確認している。原因について同館は「詳細は不明だが、夏の猛暑がストレスだったのでは」と分析する。 通常、夏は盆栽を日陰に移すなどするが、鑑賞が目的の同館では展示場に長時間出し続けなければならない。同館のアドバイザーを務める大宮盆栽協同組合の山田登美男理事長は「所蔵点数が少
印刷 関連トピックス橋下徹 大阪市の橋下徹新市長は13日、平松邦夫市長が建設をめざしていた市立近代美術館について、報道陣の取材に「一から構想を練り直す」と表明した。大阪府と共同で施設整備したり、音楽ホールを併設したりすることも含めて施設のあり方を再検討し、27日に発足する府市統合本部で議論する方針を示した。 市立近代美術館は、財政難を理由に建設費を当初の280億円から122億円に減らし、2014年度に着工の予定だった。橋下氏は「しょぼい美術館を建てても誰も来ない。もしやるなら国内外から人が集まるものを造らなくては。(建てるために)経費節減とか言うのは本末転倒だ」と主張。「コンサートホールを併設するなど、アーティストが集まる施設にできないか。府と市の共同で造れば、大阪都構想の象徴になる」とも述べた。 一方、仮に施設整備を見送る場合には、市が約153億円で購入した美術品約千点と、寄贈され
奈良県橿原市で、日本書紀や万葉集に登場する「磐余池」の堤とみられる遺構と大型建物跡(6世紀後半)などが出土したと、市教委が15日発表した。 大型建物跡は聖徳太子の父、用明天皇の宮殿との見方がある。これまで飛鳥時代(7世紀)より古い天皇の宮殿は確認されておらず、この発見が6世紀以前の都の実態を解明する重要な手がかりになりそうだ。 一帯は大和三山・天香久山の北にあたる藤原京跡の一角で、地形や地名などから磐余池の候補地とされていた。10月から道路工事に伴って発掘したところ、長さ81メートル、幅8メートル、高さ2メートルの堤跡を確認した。 周辺の地形などから、堤は「へ」の字状に伸び、最大幅55メートル、高さ3メートル、長さ約330メートルと推定される。複数の谷の水をせき止め、南北約600メートル、東西約700メートルの範囲に、手のひら形をした面積8万7500平方メートルの池を形成したらしい。平安時
印刷 張択端「清明上河図」(北宋時代)から橋の場面=故宮博物院提供 中国・北宋時代(960〜1127年)の絵巻で、神品とたたえられる「清明上河図(せいめいじょうかず)」(張択端・画)が、日中国交正常化40周年の記念行事として東京国立博物館で来年開催される特別展「北京故宮博物院200選」(朝日新聞社など主催)に出品されることが決まった。北京の故宮博物院から東京国立博物館に12日、中国の国家文物局が出品を許可したと連絡が入った。中国から国外に出品されるのは初めて。 「清明上河図」は縦24.8センチ、長さ528センチの絹本製の図巻で、清明節(新暦では4月5日ごろ、中国では墓参りなどをする)の頃の北宋の都・開封(現在の河南省開封市)と郊外の風景を描いたとされる。 郊外の川べりの風景や、荷を満載した船、街道、大小の店、行き交う馬やかごなどが、墨と淡彩で描かれる。登場人物は約800人。中国の風俗
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