国指定史跡の骨寺村荘園遺跡(一関市厳美町)に6日、歴史的価値や現状を紹介する展示棟がオープンした。 展示棟は木造平屋で、一関市が建設。荘園の様子を伝える鎌倉時代の絵図の解説資料や航空写真などが展示されているほか、周辺の空撮映像などが楽しめるミニシアター(約40人収容)がある。中世の景観を残す同遺跡は、世界文化遺産の中尊寺とゆかりが深く、県などが世界遺産への追加登録を目指す5か所のうちの一つ。同市は「地域の魅力を発信し、世界遺産入りに向けた機運を盛り上げたい」と期待を寄せている。入場無料、火曜休館。