明日香村にある国内最古の本格的な庭園跡の発掘調査で、池と近くの水路が溝でつながっていたことがわかりました。 今回の調査で、庭園の池の全容が解明し、県は今後、復元や公開に向けて、整備を進めることにしています。 明日香村の「飛鳥京跡苑池」は、1300年余り前の飛鳥時代に天皇の宮殿のそばに造られた国内最古の本格的な庭園の遺跡です。 橿原考古学研究所が発掘調査を進めたところ、北池と、その北側にある水路が溝でつながっていたことがわかりました。 溝は石を積み上げて造られていて、幅はおよそ60センチ、深さはおよそ40センチ、長さは14メートルもあり、池からあふれた水を水路に流すために設けられていたいうことです。 平成11年に発見されたあと、この遺跡では断続的に発掘調査が続けられてきました。 今回の調査によって、長方形に似た形をした北池と、五角形で中に島がある南池などが、南北およそ100メートル、東西に6