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ブックマーク / crea.bunshun.jp (5)

  • 洛中洛外図と障壁画で体感「京都でも見ることのできない京都」 | 橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」

    美術というと、畏まって見なければならないと思っている人(最近少数派ではないかと思うけれど)もいるかもしれない。実際、展覧会場で作品についてああでもない、こうでもないと話をしていると、監視員に注意されることも少なくないので、「無言で畏まって見ろ」という圧力もないわけではない。 その一方で、映画やテーマパークと同じ土俵で真っ向勝負しても負けない、という自負の下に企画される展覧会もある。いま東京国立博物館で開催されている、特別展「京都 洛中洛外図と障壁画の美」だ。 「京都でも見ることのできない京都」と銘打たれた今展の狙いは、現在では失われてしまった過去の京都の景観や空間を、美術作品とそれを補完する映像で「体感」しよう、というもの。京都というと、反射的に「平安時代」「『源氏物語』の舞台」と思ってしまうかもしれないが、ここでは室町時代末期から江戸時代初期、現在見る京都の原型が形作られていく時代に

    洛中洛外図と障壁画で体感「京都でも見ることのできない京都」 | 橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」
    shig-i
    shig-i 2013/10/26
    荒木又兵衛
  • 豪奢なタピスリー《貴婦人と一角獣》に秘められた謎とは!? | 橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」

    タピスリー《貴婦人と一角獣「触覚」》:1500年頃 羊毛、絹 フランス国立クリュニー中世美術館蔵 (C) RMN-Grand Palais / Franck Raux / Michel Urtado / distributed by AMF–DNPartcom 時に音楽を奏で、時に花冠を編む美しい貴婦人には侍女が寄り添い、紋章をあしらった旗や幟を掲げたライオンと一角獣がつき従う。周囲には可憐な花々が咲き乱れ、兎や羊、ヒョウ、ハヤブサなどの動物たちがその周囲を取り囲む。巨大な6連の画面によって繰り広げられる幻想的な情景に「……これって絵じゃないの?」。知らずに展覧会を見に来たらしい観客がこう呟かずにはいられないほど、連作タピスリーは油彩画に劣らぬ表現力をもって観る者の目を驚かす。それが「タピスリーの《モナ・リザ》」と讃えられるフランスの至宝、《貴婦人と一角獣》だ。 世界に広がったタピスリーの

    豪奢なタピスリー《貴婦人と一角獣》に秘められた謎とは!? | 橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」
    shig-i
    shig-i 2013/07/07
  • 密教って何? 曼荼羅って?華麗な色彩に感じる人々の祈り | 橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」

    諸仏の配置から、密教の悟りがダイヤモンドのように堅固だと示している:重要文化財≪金剛界八十一尊曼荼羅≫鎌倉時代 13世紀 根津美術館蔵 会期が始まるのは少し先(7月27日)だがお忘れなく、ということで、今回は根津美術館での「曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!」について。外から借りてきた出品物を織り交ぜて構成する特別展ではなく、コレクションだけでこれだけのテーマ展を構成できる同館の底力を感じさせる展覧会だ。 密教というと印を結び、真言(マントラ)を唱えて超常現象を引き起こす──というようなスペクタクルなイメージにこと欠かない。実際、平安時代の貴族たちの間では、病気の快癒を願うことから、天皇の後宮に侍るわが娘の皇子出産を祈ったり、政敵が失脚するよう呪詛することまで、幅広い(?)レベルの加持祈祷を密教が担っていた。 源氏物語で生き霊を祓ったのも密教 『源氏物語』で身重の葵の上に取り憑いた六条御息所

    密教って何? 曼荼羅って?華麗な色彩に感じる人々の祈り | 橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」
    shig-i
    shig-i 2013/06/22
    根津美術館の曼荼羅展紹介
  • 「書の最高峰は王羲之」だけど「字の上手い人」じゃない!? | 橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」

    美術でさえ敷居が高いのに、書となると「習字」「書き初め」がトラウマになっているのか、「勘弁して下さい」とばかりに後ずさりし始める方が多い(ような気がする)。とはいえ、PCのキーボード入力、スマートフォンのフリック入力など、自分の手に筆記具を持って文字を書く機会こそ減ったけれど、文字は毎日のように書き、読んでいる大切な「道具」なのだから、もうちょっと関心を向けてみてもいいのではないだろうか。

    「書の最高峰は王羲之」だけど「字の上手い人」じゃない!? | 橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」
    shig-i
    shig-i 2013/01/12
    王羲之の位置づけ
  • 「中国音痴」にうってつけ!4千年を一気にタイムトラベル | 橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」

    筆者だけかも知れないが、中国の古代文明というと、「悠久の」とか「4000年の歴史」というお決まりのフレーズで止まってしまい、具体的なイメージを持ちにくかった。フィクションも含め、中国歴史で馴染みのあるのはせいぜい「三国志」以降。何しろ広い。歴史も長い。いつ、どこで、何が起こって来たのか、あまりにも茫漠としすぎて、把握しようがないではないか。 今回の「中国 王朝の至宝」展はそんな「中国音痴」にはうってつけ。文明の源流となった夏や殷にはじまって、史上初めて全土を統一した秦、領域的にも歴史的にもより広大な範囲を支配した漢、四分五裂の時代を経て再統一成った隋、唐、そして宋まで、紀元前2500年頃から1200年代まで、まさに4000年近く、入れ替わり立ち替わり現れる王朝の興亡と文化を一気に見尽くせるタイムトラベル、とでも呼びたい内容だ。

    「中国音痴」にうってつけ!4千年を一気にタイムトラベル | 橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」
    shig-i
    shig-i 2012/10/28
    中国王朝の至宝展レポート
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