サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ノーベル賞
absss.seesaa.net
斉藤史哲 (総合理工学研究科知能システム科学専攻 長谷川研) 実世界中で知的に振舞うエージェントを創作するには記号接地問題を克服することが重要な課題である.記号接地問題とはエージェントが内部に持つ記号系と実環境に存在する事物をいかに結び付けるかという問題である. 極端な例として,エージェントに「リンゴを取って」という命令をしたい場合,リンゴとは何かを定義し,ルールを作成しておかなくてはならない.「リンゴとは赤くて,丸くて,このぐらいの大きさで・・・」とルールを追加した場合,今度は赤とは何か?丸いとは?などのルールをさらに追加しなくてはならなくなってしまい,結局ルールが完成しない. このような「赤い」「このぐらい」「大きい・小さい」などの感覚的で曖昧な表現の差異を知覚し,柔軟に振舞うことは人間にとってはたやすいことである.しかし,実環境で振舞うエージェントは知能を形成するコンピューターに厳密
佐野幸恵 (総合理工学研究科知能システム科学専攻 高安研) キース・デブリン (著), ゲーリー・ローデン (著) 山形浩生 (翻訳), 守岡桜 (翻訳) 『数学で犯罪を解決する』 (原題:The Numbers Behind Numb3rs: Solving Crime With Mathematics) アメリカのドラマ「Numb3rs」の原作本で、2009年の1月には日本でもシーズン1のDVDが発売されるらしい。日本でもドラマ「ガリレオ」で大学の研究者(物理)が犯罪捜査に協力する、というシナリオはあり、人気を呼んでいたが、それよりもさらにトピックは数学的な問題に絞り込まれ、その分少し突っ込んだ内容なので興味深い。 扱われている内容は、暗号解読、ベイズ推定、待ち行列理論、複雑ネットワークまで幅広く、普段研究で扱っているトピックが、犯罪捜査にも一役かっているらしいというところで楽しく読み
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『:::ブログ@ABSSS:::』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く