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本当に久しぶりの更新です。 GWが間に挟まったので更新する気が失せてました。 ちゃんと勉強はしていたんだけれどもねぇ。RawlsのPolitical Liberalismを全部読んだし。 とりあえず、休みボケを治すために、これからは真面目に更新することにします。 本日は、『思想』(岩波書店)の867号から論文を検討します。 この号はラディカル・デモクラシーがテーマになっていて、ハーバマスやウォルツァー、ヤングにムフといった大物の論文が掲載されており、現代政治哲学で展開されている理論を追うにはもってこいです。 今日のBGMは友人から借りたバッハの無伴奏パルティータ。バイオリン独奏は聞きなれないね、やっぱり。 千葉眞「デモクラシーと政治の概念-ラディカル・デモクラシーに向けて」『思想』867号 p.5-24(岩波書店、1996年) 1.はじめに-民主主義への幻滅と期待 戦後、わが国の「民主主義
5月は格段に更新が減っていますね。本当にここのところなにかと忙しいのです。おそらく、あと2~3週間はこんな感じでしょう。落ち着くのは6月半ばかなぁ。 さぁ、ついに突入します。一度足を踏み入れると二度と戻ってこれなさそうな現代正義論の王国へ。 ・・・といっても、やはり本丸は1971年の"A Theory of Justice"だと思うので、今日は二の丸の一角(石垣?)に攻め入るくらいのものでしょうか。ちなみに、"A Theory of Justice"は必要部分のみブラウズした感じなので、まったく把握していません。夏の間に精読する予定ですが。 なお、翻訳は私が勝手にやっておりますので、若干読みにくい点があります(翻訳下手なもので)。 誤訳もあると思いますので、その点はご注意あれ。 BGMはワーグナーのタンホイザー序曲(ベルリン交響楽団)。派手派手ですね。 最近はこの曲のみをリピートして聴いて
昨日に続き、連投です。 本日は、今日昼に読んでいた論文を検討します。 それにしても、まだ花粉は飛びつづけているのですね。おかげで、くしゃみし放題です。 久しぶりに、本日のBGMはブラームスの交響曲第4番。うーん、勉強しやすい感じで好きですね。 C. Larmore, "Political Liberalism" in Political Theory, vol.18, No.3 (August 1990). 著者は米国コロンビア大学哲学科(訂正:シカゴ大学)の教授であり、主に政治哲学・政治思想史を専攻している。 本論考において、筆者はロールズの「政治的リベラリズム」を自分なりに解釈し直し、カントやミルなどが提示する「包括的リベラリズム」と、共同体主義が提示する「ロマン主義的理論」との比較において、前者が政治的構想において優っていることを示そうとしている。 では、詳細に検討してみよう。 「リ
更新が滞った。理由は簡単、新生活に慣れきっていないから。あと、課題が多いから。 それでも、なんとかやってるつもりでいます(近況報告)。 ロールズを読んでいて、自分に足りないものを発見。それは、伝統的な倫理学の発想。 ということで、倫理学の古典(?古典的教科書?)を検討することにした。 本当に長いです。 W.フランケナ『倫理学』(杖下隆英訳、培風館) 本書は、優れた哲学者達によって書かれた"Foundations of Philosophy Series"の内の一冊で、哲学の入門コースで使用されるテキストである。そして、注意すべきは、本書が入門科目で使用されることを意図しながら、一方で自身の道徳哲学の立場をも披瀝している点である。この彼の主張自体、非常に興味深い。 倫理学とは何か?この疑問に対して、著者は以下のように答える。 「倫理学とは哲学の一分野である;それは道徳哲学であり、道徳、道徳的
いや、いきなり公約違反しましたね。今日の朝にはupするって言ってたのに。 バイト等急な用事が連続したため、要約が難航しまして、、、余り言い訳にならないかも。 それにしても、今回は最長記録更新で、もはや要約になっていません。書評ですね。重いです。 今日のBGMは、ストラヴィンスキーの「春の祭典」のピアノ版。20世紀音楽だけあって、いろんなところがズレてます、彼の場合は「リズム」。このズレが哲学・思想的に重要なわけですが・・・これは、後日アドルノを読んだ時にでも紹介します。 井上達夫『共生の作法-会話としての正義』(創文社) 現在、東京大学法学政治学研究科教授。日本で活躍されている法哲学者の頂点と目されている人物のひとり。 本書は、氏が千葉大学法経学部助教授の時代に発表された作品である。その時、氏はなんと若干32歳。しかも、本書は助手論文ではなく、数本の既出論文のモノグラフである。この衝撃が皆
そろそろ気温も上がってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 当方は、だいぶエンジンがあったまってまいりました。本を読むスピードは・・・中くらいでしょうか。堕落した毎日を過ごしていたつい先日よりはよっぽどマシでしょうが。 今日は気を取り直して真面目路線。「公共性」の「哲学」について考察を加えることにする。 井上達夫『他者への自由‐公共性の哲学としてのリベラリズム』(創文社) 以前紹介した現代法哲学界の雄、井上達夫氏が世に送り込んだ『共生の作法』の続編である。 前作を世に問うてすぐ、氏はハーバード大学に留学した。当時の指導教官は、「共同体論」の代表格と目され、以前このblogでも論考を検討したM.サンデルである。加えて、氏がハーバードで作成した論文に対して、J.ロールズやスキャンロンといった現代正義論を語る上では欠かせない論客がコメントを付していたという。この時代に書かれた論考は
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