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ドラクエ3
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先日お会いした個人の方のお話をしてみます。 この方は夫婦とも医師であり、自宅は無担で所有する属性良好な方。 アパートも2棟、駐車場や区分店舗などを保有し、大幅な資産超過を形成していました。 このうち1棟については1~2年前に大手○○銀行がフルローンでいい上、金利も低金利と好条件を出してきたため、本業でのかかわりもあったためメインバンクであることも考慮して借入したそうです。 そう、まさに行け行けどんどんの一番いいときですね。。。(^^ゞ で、ここまではよくある話。 今回追加購入を検討しており、融資相談をした際に、「昨今の市況の悪化から当然ながら担保価値が下がってきたため自宅を担保に出して欲しい」と「追加担保」を要求してきたそうです。 さすがに今はスワップまでは求めてこなかったようです・・。。。(^^ゞ 購入予定物件は私が試算しても確かに評価は割れる感じでした。 そして結果的には共担は拒否した
今の不動産市況はご周知の通りのため、現在我々銀行側からすると、新規の融資=新たな信用リスクの発生貸出金の回収=信用リスクの圧縮となるため後者を選んで業務を行っています。 銀行は「貸してなんぼ」ではありますが、後者を選択する理由は?資産(貸出金)からの利息収入は延滞が出ない限り入ってきます。つまり景気や市況が回復するまでは「待ち」の状態でもいいのです。では今は何をするのか? 貸し渋り対策である「緊急特別融資」の実行に勤しむ月となっております。 なぜなら100%保証のため銀行側にとって回収リスクはなく、銀行がそもそももつ機能である「信用創造機能」によってCSR(社会的責任)も果たすことができるからです。 お客様には大変失礼ですが、相互にとってまさにおいしい制度なんですよね。。。(^^;そしてその結果現場ではかつての「安定化融資」の時期と同じような状況にあります。 いいか悪いかは別ですが・・・。
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