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※10月19日にシャープご担当者の試験についてのコメントなどの発表がCNET JAPANからあったので、それについて追記しています。 あのシャープがが突然「プラズマクラスター技術での育毛効果を実証」というニュースリリースを出しました。 はっきり言っていろいろヒドイです。 ニュースサイトや個人のブログなどでは、「毛が生えるドライヤー!」「薄毛が治る!」「プラズマクラスターで毛が2.5倍に!」などの文字が目につきますが、当ブログでも少し検証してみます。 プラズマクラスター技術で育毛効果を実証 シャープは、株式会社ナショナルトラスト(本社:東京都港区、代表取締役社長:瀬戸山秀樹)に試験を委託し、HARG治療センター 新宿桜花クリニック(所在地:東京都新宿区、総院長:福岡大太朗)にて臨床試験専用イオン発生装置(イオン濃度約150万個/cm3)を用いて、育毛メソセラピー※3受診患者の頭皮のバリア機能
東国原元知事が広告塔のビタブリッドC 最近「ビタブリッドC」という育毛剤を使用している初診患者さんが、立て続けに来院したため、ビタブリッドCの巧みな広告戦略と、私が思う「おかしな点」を記事にしてみました。もちろん当院の患者さんの中で、ビタブリッドCで髪が生えた、効果があった、AGAが治ったという患者さんは一人もいません。 東国原元知事のこちらのツイッター投稿ですが、幾つかおかしな点があります。 まず誰でも気付くのが、右の写真のほうが暗く映っているということです。ここまで暗いと、肌の色もだいぶ黒く映りますので、地肌が目立たない写真になります。 もう一つは「‘‘ビタミンCの化粧品‘‘でこんなにも変わりました。」と言及している点です。決して「‘‘ビタブリッドC‘‘の効果でこんなにも変わりました。」とは言っていないところに、広告手法の用意周到さが感じられます。 ビタブリッドCの名前を出すと薬事法違
AGAの遺伝子検査とは? AGA遺伝子検査は、アンドロゲンレセプター遺伝子(AR遺伝子・男性ホルモン受容体遺伝子)を調べることで、男性型脱毛症を発症しやすいかどうかを測定する検査です。現在日本で行われている検査は、ほぼ100%が、アンドロゲンレセプター遺伝子上のCAGとGGCという塩基配列が何回繰り返されているか(リピート数)を調べる検査です。 CAGやGGCのリピート数とAGAのリスクに関しては、実にいろいろな理由づけが各サイトでされています。どこのクリニックも、CAGのリピート数とGGCのリピート数を足した合計の基準値を38として、それより小さければAGAのリスクが高い、それより大きければAGAのリスクが低いと判断しています。 AGAの遺伝子検査は医療機関で受けたほうがいいの? DNAの解析には、主に毛髪、爪、頬の粘膜、血液などの試料が使用されます。解析に必要な量が取れれば、試料によっ
ケトコナゾールシャンプーとは ケトコナゾールという抗真菌薬が配合されたシャンプーは、AGA治療の補助としては使用したほうがよいでしょう。商品名は、ニゾラールシャンプーやニナゾルシャンプーで販売されていますが、残念ながら日本ではケトコナゾールが医薬品のため、薬局では購入できません。 扱っている病院がお近くにあれば処方してもらうのがよいでしょう。当院では「ニナゾルシャンプー」を処方しています。 ケトコナゾールが2%配合された「ニゾラールローション」や「ニゾラールクリーム」は、シャンプーの形ではありませんが、水虫(白癬菌)などに保険適応が通っているため、ニゾラールローション、ニゾラールクリームという薬品名で、全国どこの病院でも処方可能です。 しかし、ニゾラールローションは10mlと容量が小さく、頭皮全体に塗るとすぐになくなってしまうので、やはりシャンプー製剤が最も使いやすいと思います。 ケトコナ
AGA治療専門の皮膚科医師のブログです。男性型脱毛症、薄毛、女性のFAGA治療や、発毛と育毛に役立つ知識を、医師の視点から発信しています。育毛業界の裏側や、問題点に対してもメスを入れていきます。 育毛ケア用品は、ほんとに次から次へ出てきますよね。子供の頃の思い出としては「101」という中国の育毛剤が記憶に残っています。1980年代に登場した育毛剤で、「イチマルイチ」[ワンオーワン」という呼び名であっという間に大ブームとなりました。なんでも中国の漢方医が、漢方薬から作り上げた発毛剤で、発毛率97%という驚異的な数値を引っさげて宣伝したこともあり、爆発的な人気となったのです。いろいろなメディアに取り上げられたこともあり、日本ではまず入手困難で、「中国へ毛生え薬101を買いに行こうツアー」まで開催されました。当時、私はまだ小学生でしたが、父が「101を手に入れた!」と喜んでいたのを思い出します。
フィナステリドの後遺症 脱毛症治療において、世界で最も多くの男性に服用されているフィナステリド(プロペシア)ですが、市販後、臨床試験では見られなかった副作用が報告されてきています。それがポストフィナステリド症候群(post finasteride syndrome)です。直訳する通りフィナステリドを飲み終わった後に起こる(または続く)症状を一括して表した言葉で、アメリカではポストフィナステリド症候群財団(The post-finasteride syndrome foundation)が立ち上げられて、フィナステリド副作用の後遺症に関する研究が行われています。 プロペシアの内服による副作用には、よく知られたところでは性欲減退やインポテンツなどがあります。内服薬のほとんどがそうですが、肝臓代謝であるため、プロペシアも肝機能障害を起こす可能性がありますが、頻度は高くありません。また、薬剤特有の
AGA治療専門の皮膚科医師のブログです。男性型脱毛症、薄毛、女性のFAGA治療や、発毛と育毛に役立つ知識を、医師の視点から発信しています。育毛業界の裏側や、問題点に対してもメスを入れていきます。
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