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アメリカ大統領選
akizukiseijin.wordpress.com
欲望の充足に限界はない ルネ・ジラールの欲望の三角形ってご存知でしょうか? 主体・他者(主体から見た他者)・対象が存在する状況において、他者が対象を欲望する時、主体もそれを真似て欲望するという説です。このとき、主体が対象を直接欲望することはないと考えられています。他者の欲望を自分の欲望と勘違いして欲望しているので、この主体における欲望は無限な訳であります。 ルネ.ジラールは人間には自発的な欲望がないという。 性欲や食欲というのは要求であるから、食欲ならば何かを食べれば満たされるわけであって、欲望というのは厳密に言えば対象を選択するものである。 ジラールはこの欲望を「媒体」「対象」「主体」というシステムにおいて、これらの関係を「欲望の三角形」という風になづけた。 「媒体」というのは宣伝であり、例えば有名ブランドの服を欲しいと思うのは有名人が着ているからで、この有名人が「媒体」となり、「主体」
<再臨> しだいに広がりゆく渦に乗って鷹は 旋回を繰り返す。鷹匠の声はもう届かない。 全てが解体し、中心は自らを保つことができず、 全くの無秩序が解き放たれて世界を襲う。 血に混濁した潮(うしお)が解き放たれ、いたるところで 無垢の典礼が水に呑まれる。 最良の者たちがあらゆる信念を見失い、最悪の者らは 強烈な情熱に満ち満ちている。 たしかに何かの啓示が迫っている。 たしかに<再臨>が近づいている。 <再臨>!その言葉が口を洩れるや ≪世界霊魂≫から出現した強大な像が 私の視界を掻き乱す。どこかの砂漠の砂の中で ライオンの胴体と、人間の頭と、 空ろな、太陽のように無慈悲な目をしたものが のっそりと太腿を動かしている。まわりに 怒り狂う沙漠の鳥どものかげがよろめく。 ふたたび暗黒がすべてを閉ざす。だが、今、私は知った、 二千年つづいた石の眠りが 揺り籠にゆすられて眠りを乱され、悪夢にうなされた
西洋文明諸国にとって、権力を司る議会政治は、権威を司るキリスト教会によって補完されている。たとえばイギリスにおいてはイギリス国教会、ロシアにおいてはロシア正教がそれにあたる。イギリスの政治思想家エドマンド・バークは『フランス革命の省察』の中で、フランス革命で彼らはすべてを破壊しつくしてしまったが、同様の政治的革命にもかかわらずイギリスは王制を継続する道を選んだという点で叡智を持っていたと論じた。なぜなら、国家には政治的権力と並んで、国民の精神的支柱になるような宗教的権威が必要だからである。イギリスにおいてはそれがイギリス国教会であり、その頂点にいるのがイギリス国王なのである。だからこそ島国という位置にあって、多くの外来文化に曝されながらも、イギリスが独自の伝統と文化を守ることによって国としての一体性を確保できたとバークは考えたのである。 同様に明治日本で、伊藤博文を中心にして近代憲法を起草
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