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サマーソニック2013のこと ミスチル地蔵なんていなかった。 少なくとも2013年のサマソニ東京においては。 今さらのようにあの時のことを書く。実のところ記憶もおぼろげだし、正しいことを書ける自信は何一つとしてない。そもそも私はジョニー・マーとストーン・ローゼズだけが見たかったわけでスマパンにもミスチルにも思い入れはない。それでも書く。 ミスチル地蔵とは 2013年のサマーソニックにおいて最大級の話題と言えば、もちろんMr.Children(ミスターチルドレン)とそのファンについてだった。いわゆる「ミスチル地蔵問題」というやつだ。 フェスに出演経験の少ない人気アーティストのファンが、自分のお目当ての出演者を良い場所で見るために直前のアーティストの出演時間から場所取りをする、といったことは今までもわりとよくあること、だった。例えば過去のサマソニでもユニコーンやB'z(ビーズ)の時にそんな状況
はじめに 皆様はM-1グランプリでお笑い芸人が登場する時に流れる音楽、Fatboy Slim(ファットボーイ・スリム)の「Because We Can」をご存知か。いや曲そのものはテレビをちょっとでも見ていてお笑いに興味がある人ならば確実に聴いたことがある印象的なものだ。私がご存知かと尋ねているのはその曲名についてだ。 The Greatest Hits:Why Try Harder 2008年来日記念盤/Fatboy Slim → link ※「Because We Can」はThe Greatest Hitsでは来日記念盤(日本版)のみ収録。 M-1グランプリ2018 いまさらの話題になるけれど、去年の暮れ「M-1グランプリ」を初めてしっかり見た。 もう忘れてしまった人がいるかもしれないので少し補足する。霜降り明星が優勝をかっさらい、和牛が惜しくも2位となり、ジャルジャルが「国わけっ
趣旨説明 このエントリは、当ブログ「vs.おすすめ」へ検索エンジンから多数流入してくる「嘘喰いの最終回は打ち切りエンドだったのでは」という疑問をお持ちの方々のために、私が作者迫稔雄または掲載誌ヤングジャンプに変わって勝手に個人的に妄想で回答をする文章である。 嘘喰い 49 (ヤングジャンプコミックス)/迫稔雄 → link ご注意、ネタバレについて この文章では、嘘喰いの最終回付近の流れについてある程度書いてあるので、それをネタバレと捉える人がいると考える。 もし、まだ嘘喰いがどのようなラストとなったのかご存知なく、なおかつ自分で嘘喰いの最終回について読みたいと考えている方は、どうかもっと別の楽しいブログなどを御覧あれ。 結論 長く色々と書いてもアレなんで早々に結論を書く。 打ち切りとかそんなワケあるか。 物語初期に提示されたこのストーリーの最終到達地点である「屋形越え」を斑目貘は完遂し
父ルーラーシップ 母ドナウブルー 母の父ディープインパクト 土曜日のJRA(競馬)のレース結果の欄を見ていると京都のメインレース、羅生門ステークスの勝ち馬の名前に目を奪われた。 明け4歳馬でその名前を「イシュトヴァーン」。 イシュトヴァーンは栗東石坂厩舎所属で父親はルーラーシップ、母親はドナウブルー。ドナウブルーはマイルのG1で5着以内に数回入ったこともあり関屋記念の勝ち馬でもあり、そして何よりジェンティルドンナの姉だ。 ジェンティルドンナは牝馬ながらジャパンカップ2勝、有馬記念1勝を含むG1・7勝馬で言ってしまえば史上最強の牝馬だ。 イシュトヴァーンはかなりの良血馬ということになる。500kgを超える大型馬でここまではダートを中心に良績をあげている。その血統ほどには活躍はしていないが、ダートのオープンレースを1番人気で勝つなど今後に期待して良いはずだ。 グイン・サーガ56 野望の序曲/栗
趣旨説明 私はライブ盤が大好きだ。ライブ盤を聴かずにはいられない。 自分の好きな全アーティストにライブ盤を出してほしいと思っている。 そんな私が名盤と思うライブ盤を、洋楽とか邦楽とかそんな枠組みにとらわれることなく好き勝手に紹介したいと考え13枚選んだ。順番と枚数に特に意味はない。ランキングとかでもない。「必聴」とか「おすすめ」とか言うつもりもない。選んだ基準は「私」が「名盤」と思った。それだけ。この熱い気持ちをどこかに吐き出したかった。 まずは13選としたが、気が向けば随時追加していきたい。 HAARP/Muse(ミューズ) Haarp/Muse → link 2008年に発売されたUKロックバンド・ミューズのライブアルバム「HAARP」。2007年のイギリス本国ウェンブリー・スタジアムでのライブを収録した内容となっている。 ミューズの1stアルバム「Showbiz」から4thアルバム
フジロック2019 前夜 この文章はフジロック2019の前夜に書かれたものである。 残念ながら私は今年もフジロックへは行かない。これで2年続けて不参加ということになる。自分の年齢も考えるともういフジロックにいくことはないかもしれない。 そんな気持ちでこの文章を書いている。 初めてのフジロックの思い出 インドア派でプロレタリアート魂を持つ私としては、名古屋から出かけると1度出かけるだけで10万以上かかり、アウトドアでブルジョアの香りのする立ち振舞いの多いフジロッカーたちで埋め尽くされたフジロックには否定的な気持ちが強かった。 けれどある時、枕元にサウスポーのギタリストが立って「フジロックもエクスペリエンスさ」と囁いた。 中学生の時に読んだ渋谷陽一のロックのアルバム購入ガイド以来のジミ・ヘンドリックスファンである私が、ジミヘンの言葉に逆らえるわけもなく、当然行った。 フジロックへ。 それが最初
残念ながら初音ミクは世界を変えることは出来なかった。 少なくとも2013年においては。 ソニックマニアはもともとはサマーソニック(サマソニ)の冬ヴァージョンのような扱いではじまり、いつの頃からかサマソニの前夜祭的ポジションとなったオールナイトのイベント。特に夏に開催されるようになってからは踊れるアーティストやDJ、または独特の雰囲気を持つ出演者が多く選ばれ知名度も重要ではあるが機能的であることがより重要視されるメンバーとなった。 2013年のソニックマニアはThe Stone Roses (ザ・ストーン・ローゼズ)、Pet Shop Boys(ペット・ショップ・ボーイズ)、電気グルーヴ、サカナクション、Perfume(パフューム)と知名度においてもダンスというジャンルにおいても強力なアクトがそろった。 その中でひときわ異彩を放つアーティストがブッキングされた。 名前は初音ミク。 ここで初音
フジロック2019のヘッドライナーとしてのケミカル・ブラザーズ 今年のフジロックのヘッドライナーは The Chemical Brothers(ケミカル・ブラザーズ)。このケミカル・ブラザーズについて何かを書きたい。 書きたいとはいえケミカル・ブラザーズの新譜「No Geography」は4月に入ると程なくリリースされる。ので、本格的に何かを書くのはこの新譜を聴いてからとしたい。 DON’T THINK-LIVE AT FUJI ROCK FESTIVAL-(DVD付)/The Chemical Brothers → link なぜ「なんとかDJ」なのか ケミカル・ブラザーズの新譜がリリースされたならば、その時にまとめてケミカル・ブラザーズの過去作の感想なども一気に書こうと思ったが、それまでの間につなぎとして私のテンションを高めるために何かを書きたいと考えた。 それが今回の文章「なんとか
レッチリのアルバムは何を聴くべきか問題 サマーソニック2019の開催について先日概要が発表された。今年は金土日の3日間開催で、3日間のヘッドライナーはそれぞれRed Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、B'z(ビーズ)、The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)の3組となるそうだ。 その中で今回はレッチリについて、しかもレッチリのライブを見るにあたって聴いておくべきアルバムについて考えてみた。 最初に(そして結論) 今までレッチリの曲をほとんど聴いたことがなく、それでもサマソニ2019でレッチリのライヴを効率的に、大雑把に楽しみたい、というだけであれば2003年に発表されたベストアルバムを繰り返し聴き、Youtubeか何かで「Can't Stop」「Around the World」「Snow (Hey Oh)」「Dani Califo
あらすじ 1980年代、筒井康隆は全盛期だった。その80年代中盤の著作の中でも異質でありつつも、筒井康隆的である本作「旅のラゴス」を今日は取り上げる。 本書はラゴスを主人公としたファンタジー的かつSF的な一生をかけた旅の物語となり、その舞台はかつて栄えていた物質の文明をすでに失ってしまった世界の出来事である。 旅のラゴス (新潮文庫)/筒井康隆 → link 筒井作品における「旅のラゴス」の位置づけについて 1980年代の筒井康隆は異常だった。 村上春樹にノーベル文学賞を与えるならその前に筒井康隆にノーベル文学賞を与えろ、が私の常日頃の主張ではあるけれど、1980年代の筒井康隆について考えるとその主張はあながち間違ったものではないと私は確信している。 事実、筒井康隆は1981年「虚人たち」、1984年「虚航船団」、1987年「夢の木坂分岐点」、1988年「驚愕の曠野」、1989年「残像に
趣旨説明と2018年の洋楽事情 今年(2018年)もっとも世間を賑わせた洋楽アーティストは言うまでもなくQueen(クイーン)だ。フレディ・マーキュリーの生涯を描いた映画ボヘミアン・ラプソディの大ヒットにより、その楽曲の知名度も相まって、後半テレビ・ラジオなどでクイーンが特集されることが多かった。 私はクイーンについては、もちろん好きだが残念ながら2枚のベストアルバムと、1枚のライブ盤のみしか聴いたことがないので今回はフレディ・マーキュリーではなくクイーンのギタリスト、ブライアン・メイの白髪にのみ着目してお茶を濁したいと思う。 ブライアン・メイ(クイーン)&ケリー・エリス / キャンドルライト・コンサート~ライヴ・アット・モントルー2013【日本語字幕付DVD+CD】 → link 1991年までのクイーン フレディ・マーキュリーは1991年に亡くなっている。私はもちろんクイーンについて
まとめ ※今回は電気グルーヴが2008年にリリースした「J-POP」というアルバムについて何かを書こうとしたが、力及ばず90年代の電気グルーヴについて薄っぺらな感じでふれただけで中途半端なところで力尽きた。本編の「J-POP」というアルバムの感想までたどりつけなかった。続きはいつか書く。それではアルバム「J-POP」についての感想の導入部分だけどうぞ。 ※力尽きたという言い方は適切ではなくて「J-POP」のアルバム感想にしては前置きが長すぎたので前編と後編にわけた、という言い方がより正解に近い。今回は前編。後編は未定。書かれない可能性も普通にある。 J-POP/電気グルーヴ → link 90年代の電気グルーヴ 00年代の電気グルーヴとはなんだったんだろうか。 「J-POP」とは、なんだったんだろうか。 2008年に発表された「J-POP」というアルバムは彼らにとって久しぶりのオリジナル
洋楽VS邦楽 昔に比べて洋楽と邦楽の聴き手の垣根はなくなったと思う。 今、2018年において、海外の音楽最高、邦楽は全部すべてまるごとダサい、なんて発言するやつは滅多にいないと思うし、日本語で歌ってるだけでもうダメとかそんなことを思ってるリスナーはかなり人として希少価値が高いと思う。 フジロックのはじまりからすでに20年がたち、洋楽と邦楽、ロックとポップとテクノとヒップ・ホップとアイドルが一緒にある世界はすでに出来上がっている。もうちょっとたてば声優とだって融合するし、ヴァーチャル・アイドルとだって融合する。 C.B.Jim/BLANKEY JET CITY → link 1993年のロック ここで1993年頃の話をしたい。 私は分かりやすいくらいの海外音楽かぶれだった。そして当時はそんな時代でもあった。洋楽を聴くもの邦楽を聴くべからず。UKロックを愛すものUSの音楽を聴くべからず。メタ
小沢健二はおそらくは未来人だ。 しかもタイムリープしてる。 2016年5月31日の小沢健二・ライブツアー「魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」名古屋公演1日目を見てそう思った。 小沢健二のライブ(名古屋公演1日目)の感想を少しだけ書きたい。 最初に もちろんいつだって、何についてだって、そうではあるけれど、特に小沢健二のことを言語化することは私にとって荷が重い。 今回のライブツアーは未発表・書きおろしの新曲が多めに披露され、しかも特徴的なことの一つとしてその歌詞が、演奏前または曲によっては演奏中に後ろのスクリーンに映しだされていた。 新曲の歌詞は独特の世界を想起させ、父親となった小沢健二という存在を感じさせる内容でもあり、都市での生活でもあり、違う世界に迷い込んだ非日常のようでもあった。怪獣と魔法と親子の暮らしと魔神とサメと変身ヒーローと宇宙の力と導きと願いが一緒にある世界だ
最初に 少し前に1995年を境に、創作に対してお客さんが求めるものが変わってきた、というような記事があった。 実は私はこの話にちょっと思うところがある。 と、同時に1994年に発売された小沢健二の2ndアルバム「LIFE」の感想も書きたい。 LIFE(ライフ)/小沢健二 → link 中川いさみと鴻上尚史の対談 今回直接的にとりあげているのは下の記事になる。中川いさみの書く鴻上尚史との対談風マンガだ。 www.moae.jp 中川いさみはスピリッツで「クマのプー太郎」などを掲載していた漫画家でいわゆる不条理漫画にカテゴライズされてはいたけれど、吉田戦車などとくらべればひどく分かりやすいナンセンスさだった。気取った感じや敷居の高さもなく当時、私は好きな漫画家だった。 鴻上尚史と言えば劇団「第三舞台」の主催者であると同時に、コラムニストであり、テレビ・ラジオでも活躍しており、話上手で映画監督
趣旨説明 この文章は村上春樹、伊坂幸太郎、村上龍、味噌煮込みうどんを一つのまな板に並べることによって私がおこなった「おしゃれな文体」についての考察である。ただし、そこには文学的な思考は一切介在しない。人はそれを八つ当たりと呼ぶ。 わたせせいぞうオリジナルカレンダー2015年度版 → link 今日も八つ当たりから始めよう ご存じない方のために最初に説明しておくとこのブログ「vs. おすすめ」は八つ当たりから出来ている。詳しい成分比としては八つ当たり60%、嘘38%、世界への深い愛1%、誠実さ1%により成り立っている。つまり今回取り上げる私の八つ当たりに関しては当ブログのメインコンテンツといってしまって差し支えない。 何に対して八つ当たりなのか。 まずは経緯から。 少し前、私は伊坂幸太郎のアヒルと鴨のコインロッカーについて感想文を書いた。 この感想文の出来がひどく気に入らない。自分の書いた
海外のアーティスト、洋楽のCDはいつの頃からか輸入盤を買うようになった。 逆に言えば最初はずっと国内盤のCDを買っていた。 国内盤と輸入盤の違いを以下羅列する。 輸入盤の方が安い。発売が早い。 場合によっては国内盤は発売すらされないこともある。 国内盤にはボーナス・トラックが、音楽評論家による解説やライナーノーツ、歌詞カード、和訳された歌詞などがつくことが多い。 稀に国内盤が先行発売される場合もある。そういった場合そのアーティストの多くはビッグ・イン・ジャパンと呼ばれる。 一枚一枚を丁寧に聴きたいと思う場合は国内盤の方が都合が良い。 けれど、私が初期に国内盤のアルバムを買っていた理由はそこにはない。単純に愛知県の片田舎には手軽に輸入盤を売っているレコード屋がなかったからだ。 今でこそ地方のレコード屋でも当たり前のように輸入盤CDを取り扱っているが、当時はそうでもなかった。HMVやタワーレコ
ザトペック投法と村山実 前のブログ記事でFKAツイッグスのアルバムレビューをするふりをして村山実のザトペック投法について書いた。 けれど実のところ私は村山実の現役時代のことはよく知らない。 村山実について知っているのは辛気臭い顔で阪神タイガースの暗黒時代の監督をしていたことくらいだ。 泣くようぐいす (1) (少年マガジンコミックス)/木多康昭 → link ザトペック投法と泣くようぐいす 私にとってザトペック投法という言葉からビジュアル的に想像されるのは、その昔、木多康昭が少年マガジンの中で連載していた漫画「泣くようぐいす」の野球パートで、ライバル高校というには、あまりにも力の差がありすぎて言葉が正確ではないけれど、とにかく、主人公たちと同一地域の強豪校のエースである蘇我という投手がザトペック投法で投げていたこと、になる。 おそらく木多康昭も、私と同様に世代が異なり村山実が投げる姿など
90年代。気がつくとRide(ライド)は終わっていた。けれど実際どのタイミングでライドが終わっていたのかということは私には難すぎてわからない。 ライドは90年代初頭、赤ライド、黄ライドと呼ばれる2枚のEP盤をたずさえてインディ・ロックシーンに颯爽と登場した。彼らはシューゲイザーと呼ばれるジャンルにカテゴライズされ、轟音ギターと爽やかなボーカルが印象的でまさに思春期そのものを想起させるUKバンドだった。 いくつかの印象的なEP盤とアルバムを出した彼らではあったけれど、思春期が長く続かないように、90年代中盤に主要メンバーであるマーク・ガードナーのテンションが急激に落ちたことに伴いバンドも勢いを失い、4枚目のアルバムを制作すると静かにライドは解散した。 元ライドのもう一人の主要なメンバーであるアンディ・ベルは00年代以降、Oasis(オアシス)、Beady Eye(ビーディ・アイ)といったバン
除菌ジョイコンパクト つめかえ用 1050ml 時にそんなこと誰でも知ってるよ、というような事柄に驚く。世界は広い。そして深い。 その日は仕事で手間どり昼食が遅かった。遅い昼食をとりに外に出かけるため机の上を片付けているところを社内の備品担当に発見された。 「申し訳ないんですが、コンビニとか寄りますか」 「予定はないけど、別にいいよ、何?」 「ジョイの詰替え用を買ってきてほしいんです。ひとつ。ボトルになっていて白いです。200円くらいです」 「ああ、じゃあ買ってきます」 昼飯に何を食うべきか。うどんか、カレーか。それともいつもの定食か。あるいは弁当か。そんなことを考えていた私は曖昧に返事をした。 歩きながら考えた。ジョイとは台所用の、食器洗い用の洗剤らしい。何故そんなものが必要なのか。それはいい。詰替え用なのにボトルとはおかしくないか。言い間違いだろうか。私が想像したジョイの詰替え用はこの
「Baby's on Fire」について語りたい。 そしてここに書かれているのは私がいかに「Baby's on Fire」が好きかという妄想の物語でしかない。 25/電気グルーヴ → link 電気グルーヴの25周年記念ミニアルバム「25」について何かを書くか、その「25」の冒頭M1を飾る「Baby's on Fire」という楽曲そのものについて書くか非常に迷ったが、まずは「Baby's on Fire」について書きたい。 先週の木曜日(10/30)、私はZEPP名古屋へ電気グルーヴの25周年記念ライヴを見に行った。セットリスト的にはデビュー前のインディーズ時代から最新曲も含めてすべての年代の曲を演奏している。その際にもっとも印象的だった曲がこの「Baby's on Fire」ということになる。 極端な言い方をしてしまえば電気グルーヴのキャリア最高傑作ではないかとさえ思えた。 また無茶で
東浩紀と検索エンジン 検索エンジンで検索することは普通のこととなった。これはこの四半世紀での人類の劇的な変化の一つだ。けれど、不思議なことに検索エンジンはクリエイティヴを我々に与えてはくれない。 そこで批評家の東浩紀は旅に出た。検索キーワードは自ら作り出すものであると。 弱いつながり 検索ワードを探す旅/東浩紀 → link 本書は短く読みやすい本。おそらくはアッという間に読める。けれどこの本から感じ取れること読み取れることは読み手によって違うように思う。 この書の帯には「グーグルが予測できない言葉を手にいれよ!」と書かれている。 「弱いつながり 検索ワードを探す旅」は東浩紀が各地を訪れ、その地域であらたなる検索ワードを手に入れる話だ。それが各章ごとに書かれている。 ネットの世界では自分の意思で自由に言葉を検索しているつもりであったとしても、固定化された思考パターンによって毎日似たような
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