今日は部屋の広さやかたちの決め方について考えてみたいと思います。 「~帖」という数字で片づけられがちな部屋の広さですが、同じ広さでも他の要素が違ってくると、使い勝手と広さ感も違ってきます。 それでは、その要素には何があるか挙げてみます。 ●ドアや他の部屋との関係 まずドアの位置ですが、ドアが部屋の隅にあれば対角線が一番距離が長いので広く感じます。逆に壁の真ん中などにドアがあると入ったらすぐに向こうの壁が見えてしまうので狭く感じます。狭い方向にあるとなおさらです。 また、部屋の中で動線になるところは間取り図上は空間が空いているように見えても、実際住んでみるとそこには家具も置けませんし、家族が通ったりするので空いた空間とはなりません。 従って、動線と重なるスペースが多い方が狭く感じます。 ●天井高 間取り図からはわかりませんが、天井高が高いと広く感じるのは誰でも実感したことがあると思います。ひ