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anthropology-book.hatenablog.com
人類学を標榜しておいて、ようやくの投稿が哲学者のロラン・バルトっていうのもあれですが… まあ、読書日記も兼ねていることだし、考えたことなんで書こうと思います。 この前、別の場所で写真について考える機会があり、その際にロラン・バルトの写真論『明るい部屋 写真についての覚書』(花輪光訳、みすず書房)を読んだ。 明るい部屋―写真についての覚書 作者: ロランバルト,Roland Barthes,花輪光 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 1997/06 メディア: 単行本 購入: 8人 クリック: 95回 この商品を含むブログ (139件) を見る とりあえずまとめてみます。 最愛の母を亡くしたロラン・バルトは、母の面影を探して家にある写真をあれでもない、これでもないと見つめていた。 そしてついにこれぞまさしく母であるという写真を見つける。 それを見るなり、私はとっさにこう叫んだ。 《これ
猿と女とサイボーグ ―自然の再発明―新装版 作者: ダナ・ハラウェイ,高橋さきの 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2017/05/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 西欧主義的な二分法、全体性(ホーリズム)を攪乱する存在としてのサイボーグ。 その存在は情報工学が支配する社会において、これまで想定されていたいくつもの境界が崩壊したことによって現れてきた。― ハラウェイの言葉遣いは難解で、読み始めは分からなかった。 しかし、皮肉と小気味良い比喩に乗っかり、そのリズムに合わせながら、ハラウェイの言いたいことを透かして考えてみると、その丁寧な構造と論理性が見えてくる。 副題に見られるように、本論文では現代社会における科学、技術について考察しながら、あくまでフェミニズムに主眼を置いているのだと頭に入れておいたほうが読みやすい。 以下のページにある新装版記念の読書会にも参加させ
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