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体力トレーニング
azzurri.hatenablog.com
以前、あれはいつだったか、高校生の時だったか、ちょっと忘れてしまいましたけどね、「ライ麦畑でつかまえて」を読んでみたんですよ。その時思春期だったし。思春期の人が読むにはお勧めだろうって色んなところで言われてたので。 で、まぁ、読んでみたんですけどね、これが風呂上がり…あぁ失礼…サッパリわからなくてですねー。 で、それから何年か経って、何年くらいですかねぇ、十数年じゃ足りないかもですね、数十年かもしれないですね、それくらい経って、どういう経緯かは忘れましたが、同じJ・D・サリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」の文庫本を本屋さんで手に取りまして。 そしたら、これが面白い! 一遍30ページくらいの、短編としても短めの作品集なんですけどね、これは非常に面白く読めました。 サリンジャー、と言ったら大抵の人は「ライ麦畑でつかまえて」だとはもちろん思います。でも、個人的にはこの「ナイン・ストーリーズ」を
そろそろクリスマスですね。 僕はクリスマスファシズムに対しては敢然と異を唱える高邁の士であることを自認する者です。 しかし、今回はそのクリスマスの時期を舞台とした児童文学の名著「飛ぶ教室」の感想を書きたいと思います。 この作品の子供たちはクリスマス休暇を心待ちにしていますが、それはおそらく、家族でクリスマスを楽しめるからでしょう。 最近は随分勢いがなくなったとは申しましても、まだまだ日本にはクリスマスファシズムが根強い。 それに比べて、欧米の、しかもこの時代のクリスマスは実に健全です。まぁ、本場だから当然とも言えますが。かように日本のクリスマスは歪んでいるのであります。 ちなみに「飛ぶ教室」とは主人公たち生徒が作るオリジナルの劇の題名です。かなりSF色満載で、飛行機に乗って現地で現物を見ながら授業を行う、という未来スタイル。 相変わらず前書きが長い キャラクターがやはり濃い ろくでなしブル
ピース・又吉直樹の「火花」を読んだんですけどね。 いやこれ、素晴らしかった! さすが芥川賞獲っただけのことはある! 史上初の芸人の受賞は、ひょっとしたら史上初の「笑える純文学」なのかもしれません。 ところで、綾部はいつ日本の芸能界に復帰するんでしょうか? そもそも、NYに行く必要あったのか? 描写が良い 人物造形 実体験のアドバンテージ 人生の、もっとも輝かしい頃 師匠と弟子の歩む道 解散ライブ最高 笑いとは破壊である ネット中傷批判 描写が良い 先ず思ったのは、描写が良いですねぇ。やはり、小説にとって描写力ってのは、改めてホント大事ですね。 本作の場合、又吉直樹がよく訪れているであろう、吉祥寺の町や、冒頭の熱海の花火大会の描写などは特によく雰囲気が出ていましたねぇ。熱海にもよく行ってるのかな? 描写というのは読者に、そこがどんな場所なのかを視覚的に想像させ、物語世界に引き摺り込む重要な役
傑作揃いの2019年アニメ映画の中、残念なアニメ映画シリーズ第三弾!w ちなみに、第一弾は「バースデー・ワンダーランド」、第二弾は「二ノ国」でした(^^;; そして、第三弾はと申しますと、これです。 「きみと、波にのれたら」! これはですねー、つまらなかったw 正直、めちゃめちゃつまらなかったですねー。 第一弾と第二弾は、もちろん良くなかったんですけど、まぁ、「つまらなくはなかった」って感じだったんです。でも、今回感想を述べる「きみと、波にのれたら」は、そのものズバリ、「つまらなかった」(^^;; というわけで、つまんなかったから、あんまり書くことないんですけど、2019年アニメ映画の中で「つまらなかった」という作品は珍しいので、一応記録しておきます。 監督目当てで行ったのだが… しかし、絵は良かった! でも、映画全体では… 名声を得ると… 監督目当てで行ったのだが… 何で、この映画を観に
コーヒーが好きです。いや、 『珈琲』が好きです。 こう書いた方が瀟洒な感じがしますね。 まぁ、とにかく年がら年中飲んでいる感じです。仕事中も、本読んでる時も、テレビ観ている時も、ネットサーフィンやYouTube観てる時も、そのお伴にコーヒーがあると楽しい時間がもっと楽しくなります。 また、書き物するために、家でPCに向かう、或いはスタバでMac開いて(まぁ僕の場合はiPadなのですが)ドヤる。そんな時、コーヒーがあると気分も盛り上がりますよね。 そんな感じで、僕は珈琲が大好きなのですが、まだディズニーランドとシーの年パスを持っていた頃、何気なく入ったお土産屋さんにとんでもなく俺得な商品がありました。 それは、ミッキーフィギュア付きインスタントコーヒー、しかも缶入り! 僕はディズニーキャラではミッキーが一番好きです。いわゆるミキヲタです。 そして、ディズニーランド、もしくはシーでお土産を買う
予告編を観て、「これは観に行かなければいけない」と思ったのが、「バハールの涙」でした。 ISに夫を殺され、息子を奪われて少年兵の教育を受けさせられ、自らはISの女郎屋に売られた主人公の女性、バハールが、その女郎屋から逃げ出して女性部隊のリーダーになり、ISと戦う、という話です。 まぁ、最後は一応のハッピーエンドを迎えるのですが、なんともやりきれなくありつつも、芸術度の高い映画でもあったように思います。 女性も戦わなくてはいけない、戦わずにはいられない、事実であろうそのことに、何とも言えない負の感情を持ちながら観ました。 女性は強く、賢く、しなやかだ 冒頭が秀逸すぎる わかりにくい構成には意味がある? 女性記者は女性戦士の分身? 女性は強く、賢く、しなやかだ バハールを女郎屋から逃がす手立てを取ったのは、たまたまバハールがテレビを見ていた時に、女郎屋へ売られた女性たちに向けてテレビから語り掛
アニメ版ゴジラの最終章「GODZILLA 星を喰う者」はですねー、個人的には楽しみだったのですが、前評価が非常に低かったので若干の心配はありました。 でも、非常に良かった! 最終章として見事に締めたと思います。 と同時に多くの人の評価が低いのに頷けもしました。単純な話、ゴジラの出番がほとんどないし、暴れまわらない(^^;; ゴジラの活躍としては、最後の最後に地球を守った、というところに留まった印象です。 ただ、この「地球を守った」という点が実はゴジラの真骨頂でもあり、非常に昭和ゴジラを踏襲しているなぁ、とも思うし、ゴジラがいなければギドラに地球そのものを壊される、ということで、ギドラとの戦いの際にゴジラに感情移入できる、人類に対する脅威であるはずのゴジラを圧倒的に応援できる、という点でも良かったと思います。 新しい概念 新しいアンチテーゼ 人類側の対決 新しい怪獣の形態 見事な締めと新しさ
塚本晋也監督出演、池松壮亮主演、蒼井優出演という観る以外ない「斬、」という映画をね、観たんですけど、正直今ひとつよくわからない映画でした。 すごくカッコいい映画ではあったんですけど、何が言いたいのかなー、と思ってしまいまして、観終わった後、かなり謎が残る映画でした。 そして、その謎が「ま、いっかぁー」と捨て置けるようなものではなく、いつまでも頭に残るような、何か気にかかる謎さ加減だったんです。 出演者は鉄板! 物語は…よくわからない 映像はめちゃカッコいい! そして、気になる… www.youtube.com 出演者は鉄板! 出演者ということでは、先ずは池松壮亮ですよね! もうこの人は色んな監督さんが使いたいとラブコールを送るほどの俳優で、ワタクシもその独特な存在感と演技力にやられてしまった一人であります。 それから本作の監督であり、準主役的な役どころで出演もしている塚本晋也! 「シン・ゴ
いやー、東京オリンピック延期になりましたねー。予想されたこととはいえ、それでも驚きはありましたよね。 致し方がないことですが、できれば、こんな状況ですから、せめてそれが逆にうまい具合に働いて、10月頃の涼しい時期にずれ込んで開催、となれば良いかなぁ、とか漠然と考えていたのですが、一年ということになりましたね。 選手を中心に、様々な人、五輪に関係ある人ない人、みんなに大きな影響あると思いますが、なんとか、悪い影響は最小限にとどめたいですね。これは僕も含めて、みんな無関係ではいられないことなんだと思います。それくら大きな問題だと思います。 というわけで、東京五輪と言えば、映画的にはやはりこれを外せません。 はい、「AKIRA」です! 一応、当てましたからねぇ、大友克洋、2020年の東京開催。まぁ、結局は外れてしまった形とはなりましたが。 でも、映画の中では東京五輪の開催は、多分されていないんで
「BANANA FISH」という漫画が好きで、タイトルの元になった「バナナフィッシュにはうってつけの日」の入ったサリンジャーの短編集「ナイン・ストーリーズ」を買って読んだんですけど、これがすごく良くて。 以前読んだ「ライ麦畑でつかまえて」はそれほどピンと来なかったんですけど、これはビシビシ来ましたねぇ。 で、その作者のサリンジャーの半生が描かれた映画があるということで行ってきたのが「ライ麦畑の反逆児/ひとりぼっちのサリンジャー」でした。 若かりし頃は人との繋がりが濃かったサリンジャー 大人になれなかった? 反戦映画 作家の『声』 www.youtube.com 若かりし頃は人との繋がりが濃かったサリンジャー この映画だけで判断すると、J.D.サリンジャーは多くの人に愛されていたように思えます。もちろん、実話を元にしているとはいえ、映画で、基本的にはフィクションだからどこまでホントかはわから
「MY GENERATION」という60年代のイギリス文化を総括したようなドキュメンタリーがありまして。やはり60年代が好きな自分としては当然観に行きました。 その当時の映像にその当時のカルチャーリーダーのインタビューを被せて、当時を振り返りつつ疑似体験させるような内容だったので、この映画もまたちょっとしたアトラクションみたいな映画でしたねぇ。 そういった意味で、60年代(ごめん、より正確に言うとビートルズ)大好きな自分としては非常に楽しく嬉しい映画でもありました。 やっぱりビートルズ! 錚々たる著名人! 二つの闘争が文化を育てた www.youtube.com やっぱりビートルズ! 60年代ということで、当然のようにポールもインタビューに答えています。 ビートルズのライヴ映像や当時のインタビュー、写真など結構尺を取られていましたね。「Strawberry Fields」と「Tomorro
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