子どもから急に「はるのつぎはなにがくるの?」と質問される。ビンキルンとしての意識は軽やかな春風に吹かれて遠のいており、油断していたワタシは「春のつぎは夏だよ。」と100点満点の回答をする。これが悪手だったのです。次に子どもが指した一手は。 「じゃあ、なつのしゅやくはおれだ。」 意識外からの口撃。完全なる敗北。急に子どもから夏のPARCOのキャッチコピーみたいな発言をされて、思わず噴き出してしまう。そのしなやかさを何処で手に入れたのだろうか。人の歩みは成長で、やっぱり人生はサバンナなんだと思い知らされる。瞬間、嬉しさと悔しさが混じり合うカフェラテのような感情が湧き上がってきて、私も夏のPARCOになりたいもん!!ってなる。すぐさま1番文学的友人にLINEで、「あいは、なつのいちぶ」とだけメッセージを送る。 忘れたころに友人から「なにこの夏のPARCOみたいなキャッチコピーみたいなやつ」と返信