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JUGEMテーマ:読書 千葉雅也×國分功一郎 『動きすぎてはいけない』出版記念対談 のメモです。例によって話を聞きながらメモと記憶を頼りに再構成していますから、間違いとか抜けとか「ダマ」とかだらけだと思います。ご承知ください。でも、メモ書いて載っけておく、と思わないと全部忘れちゃうんですよね。 ----------------------------------------------------------- ☆千葉 今回博士論文をベースとして『動きすぎてはいけない』という本を出版することになった。 ここで國分さんとやるのは二回目。 前回は國分さんの『暇と退屈の倫理学』出版のときだった。 國分さんは『スピノザの方法』で博士論文、そして『暇と退屈の倫理学』という人生に直結する本で大ブレイクしたが、そこでは、人生を生き生きとさせていく技法が語られている。 他方、僕は常に怠惰
國分功一郎『ドゥルーズの哲学原理』1〜4(岩波書店「思想」に不定期で連載中) これは凄い。 私にとっては 『スピノザの方法』みすず書房 以上の事件かも知れない。 「柄谷行人を真似ちゃだめです。そうやって(学者の卵が)何人もダメになっていきました」(カッコ内はブログ子の補足) 別の文脈の会話の中での言葉だから間違っているかも知れないし、空耳かもしれないが、國分さんの言葉として、そう聞こえた。 それ自体は、切り口の鋭さと、構想の魅力、力感あるドライブで素人によませる評論家のテキストと、徹底した先行研究を踏まえ、厳密なテキストクリティークを前提としたプロを説得させねばならない学者の論文とでは書き方が全く異なる、というある意味では当たり前の指摘だ。 しかしこの論文を読むと、もしかすると國分功一郎という人はこの論文で批評家的なエンタテインメントを、学者の文脈でやりきろうとしているので
國分功一郎「スピノザ入門」 2012年4月7日 朝日カルチャーセンター 「哲学者が裁判でその生涯を終えることはけっしてまれではないが、破門と暗殺未遂をもって開始するというのはそうそうあることではない。」 ドゥルーズ『スピノザ−−実践の哲学』平凡社ライブラリーP16より この引用から。この本は実にいい本です。また鈴木雅大先生の翻訳も素晴らしい。今時の凡百の翻訳者とは違う。私はこのドゥルーズの本に大きな影響を受けています。よろしかったらぜひ読んで下さい。 また、私も『スピノザの方法』という本をみすず書房から出しています。この講座の参考書にもなります。もちろん読まなくても大丈夫です。高いんですよね、これが。でももしお金に余裕があったら読んでみてください(笑)。 1、スピノザの名前。 名前の呼び名が3つある。 スピノザ(SPINOZA,Baruf/Bento/Benedictus) バルーフという
中世哲学への招待―「ヨーロッパ的思考」のはじまりを知るために (平凡社新書) (新書) が手に入らない。 1000円未満の新書が、古書だと4000円以上の値が付いている。 そうなると余計に読みたいのが人情。2000年の発行だから、そんなに昔の本じゃないのに、と思うとますます読みたくなってきて、悔しい。 中身はもちろん中世哲学の話なんですが、ドゥンス・スコットゥスという中世の学者を中心にしつつ、古代哲学と近代思想の架橋を図った本、らしい(何せ読んでないのだから分かるはずもないが<苦笑>)。 「中世」と聞くと高校の時の世界史の授業のイメージのせうじゃ、「暗黒の中世」、不思議なこだわりの産物としての中世キリスト教「スコラ哲学」の印象が強くて、あんまり知的に整理されていないキリスト教(というより教会)内部の意味不明なトリビアルな教学という「感じ」しか持っていなかった。 しかし、当然のことながらそ
『ゲド戦記』を観て さて、『ゲド戦記』について、です。 この夏の封切り映画を『M:i:III』『日本沈没』『ブレイブ・ストーリー』と観てきてようやくここにたどりつきました。 この映画はジブリが制作する宮崎吾朗監督作品として、父である宮崎駿監督作品のジブリ映画と比較される運命を背負っているものです。 どちらかといえば「不利」な要素でしょう。監督にとっても、観客にとっても。親子という「物語」は、触れるにせよ語るときに無視するにせよ、意識せざるをえないですから。 個人的には、ジブリの鈴木プロデューサーのコメントとかが映画を観る以前から耳に入ってきて、なぜ「息子」なのかという説明がどうしても必要で、それなのに敢えて、っていうのはどうしてなんだろう、とやはりもやもやしたものを感じていました。 この映画を私は二度観ているのですが、映画館で見終わって出てくる時に後ろを歩いているカ
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