楽しく自由に万葉集を楽しんでいるブログです。 初めてのお人でも、それなりのお人でも、楽しめると思います。 歌番号九二六 原文 於无奈尓徒可者之遣流 読下 女につかはしける 原文 与美比止之良寸 読下 詠み人知らず 原文 佐々良奈美万奈久太川女留宇良遠己曽与尓安佐之止毛三川々和寸礼奴 和歌 ささらなみ まなくたつめる うらをこそ よにあさしとも みつつわすれめ 読下 ささら浪間なく立つめる浦をこそ世に浅しとも見つつ忘れめ 解釈 さざ波が絶え間なく立ち詰める浦ならば、世間では瀬は浅いと言いますが、それと同じように、貴女の私への気持ちが浅いと思えるので、もう、貴女のことを忘れましょう。 歌番号九二七 原文 尓之乃与无之与宇乃以川幾乃美也万多美己尓毛乃之 多万比之止幾己々呂左之安利天於毛不己止者部利个留 安比多尓以川幾乃美也尓佐多万利多末比尓个礼者 曽乃安久留安之多尓佐可幾乃衣多尓佐之天 左之遠可