「ふふふ、まず団塊の世代の父親に『永遠のゼロの百田尚樹の本だよー』って言って、渡した」 「ふふふ、なかなか悪よのう」 「これをきっかけに、周りの団塊の世代共の思想偏向を打ち砕くんだ!」 「……ふふふふふ……」 「怪しい笑みを浮かべながら、Amazonの包を持っていきましたね」 「あーいう顔してるときは、本当に碌でも無い電波を受信してるんだから、気にしちゃだめよ」 「そうですね……あれ? 伝票が残ってますね。 『日本国紀 百田尚樹著』 あー永遠のゼロや海賊と呼ばれた男、フォルトゥナの瞳で有名な方ですね」 「日本では数少ない保守派の論客でもあるわ。 その人が、歴史書を書いた。 と、言うだけで話題を呼び、予約段階でAmazonのトップセールスを数週間維持し、発売前に増版。 今年最高に注目されてる本よ」 「小説じゃないんですね」 「小説じゃないわよ。 日本の歴史学者と憲法学者と日教組がひた隠しにし