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画力アップ
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昨年あたりから、「超高速開発」のツールとしてBRMSが取り上げられることが多いのですが、BRMSは本当に「超高速開発」のツールなのでしょうか。 確かに、開発のスピードを速めることになるのは確かなのですが、どうも「超高速開発」ばかりが強調されていて、BRMSを用いた開発の他のさまざまな側面が忘れ去られているように思えるのは私だけでしょうか。 BRMSによる開発、もう少し広く BRA (Business Rule Approach) による開発の視点から考えると、少なくとも次のような特徴をあげることができます。 1.ビジネスルールを「見える化」できる。 従来の手法ですと、企業におけるさまざまな業務が拠って立つビジネスルールは、一旦、仕様書/設計書に落とされ、さらにシステムに実装されたときにはCOBOL、Java、C#など、プログラムのソースコードに埋め込まれてしまいます。実際にシステムを利用す
BRMSを用いた開発プロジェクトは規模が大きいと、多くの場合、 ・画面等を中心としたアプリケーション開発チーム ・BRMSを用いたルール開発チーム に別れて、ウォーターフォール的に進められますが、その場合、BRMSチームの方は従来の一般的なプロジェクトよりも、ずっと早い段階で業務的な仕様の核心に入ってしまいます。 ユーザとの打ち合わせで、BRMSチームがルールで使う項目や条件についてヒアリングしようとすると、業務ユーザに 「もう、こんなことを決めなくてはいけないの?」 と、面食らわれることがままあったり…。 従来のウォーターフォール開発ですと、要件定義、基本設計、詳細設計、プログラミング…と、順次詳細に入っていくので、詳細設計くらいの段階でようやくルールの条件や条件に使われる項目の明確な意味が必要になってきます。 仮にアジャイルな開発手法を使っても、ふつうは画面を中心に使い勝手や画面間のつ
以前、このブログでBRMSの市場について取り上げた記事を書きましたが、最近USでのBRMSの動向について、ブログやレポートを見る機会があったので、個人的な視点含めごく簡単にまとめてみました。(ちなみに、ここで言っているBRMSとは、日経コンピュータの例の記事で言う「ビジネスルール特化型」のことなので念のため。「オールインワン型」はここでは含まれていません) USのBRMS市場は2008年から2010年にかけて年2ケタ成長を続けており、すべての開発ツールの市場の中でも成長率の非常に高い市場のひとつとなっています。その規模は昨年で軽く6億ドルを超える程度になっていると推計されています。 また、ここ数年合併・統合が多くみられるのもこの市場の特徴です。ビジネスポリシーやルールの急速な変化に合わせて、システムも変更して行こうとすると、BRMSのようにビジネスルールのライフサイクル全般にわたって統合的
今年の初め、東証の株式売買の新取引システム「アローヘッド」が稼動しました。今までとは桁違いの高速な処理が売りのようで、人間のディーラーやデイトレーダーは大変だとか。アルゴリズム取引もよりリアルタイム度が増していくのでしょうね。 さて、表題にあげたComplex Event Processing ・・・CEP (ちなみにDrools Fusionは、DroolsのうちのCEPの機能を持ったモジュールの名称) は、金融セクターなどで注目・採用されているリアルタイムで大量のデータを処理する技術。現在のシステムではデータはデータベースに保存した後処理されるのが普通ですが、CEPでは、流れてくるデータを直接処理して結果を導き出します。たとえば、銀行の預金のトランザクションは日に何万件と出てくるわけですが、その中から不正な引き出しを検出したりするのはCEPの得意分野かと。 「短期間に通常より大きな額の
先日、ハイパーオートメーションについての記事を書きましたが、そこで重要となってくるのは人間の判断を自動化すること。それによって単なる定型作業の自動化にとどまらず、判断(意思決定)を含めた作業の自動化を行えることになります。デジタルな(コンピ...
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