サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
買ってよかったもの
blog.livedoor.jp/drtanaka
コンピューターの前に子どもが座って、ゲームを楽しんでいる。宇宙船のレースのゲームで、船が3隻並んでいて、真ん中の船を勝たせたいようだ。その子どもは、ゲームのコントローラーを持っていない。ただ、頭にプローブがついていて、それがコンピューターに繋がっている。 その隣で、セラピストが「真ん中の船に集中してごらん。集中した感覚を覚えてね。あ、上手だね。それをキープしてごらん。」と声をかける。 EEGニューロフィードバックセッションはこんな雰囲気で行われる。 脳機能とADHDや学習障害の研究は1960年代から行われてきた。近年の研究により、いわゆる「前頭葉仮説」つまり、ADHDは運動、思考、注意、記憶に大きな関わりを持つ前頭葉の機能障害の症状の表れだという考え方が臨床家の間でも浸透している。PETやSPECTという脳画像の研究でも、ADHDは脳の前部と中央部の働きが比較的遅く、また前頭前野(前頭葉の
米国心理学会(APA)の113回目の総会がワシントンDCで行われ、そこでビデオゲームと子供の攻撃性の研究20年分のまとめが発表された。 研究集結結果によると暴力的なビデオゲームをほんの短い時間でも遊んだ子供は、その直後に攻撃性が増すという。目上の人間と挑発的な口論をしたり、他の子供達とも暴力的な衝突がある傾向にあり、更に学業成績はビデオゲームをしない子と比べ劣っているという。 更に暴力的なゲームで遊ぶ子供はゲームのキャラクターが取る行動を真似る傾向にある。例えば暴力的な格闘技系ゲームで遊ぶ子供は友達と遊ぶときゲームに登場する技を使う傾向にあるなどだ。 男児は一般的に女児に比べてビデオゲームで遊ぶ時間が長く、選ぶゲームの種類も暴力的な内容が多い。だが女児で暴力的なゲームを好んで選ぶ場合、そうでない子供と比べて他の子供と遊ぶ時に攻撃的になる傾向あるという。 さらに暴力的なビデオゲームに魅かれる
5月24日付けのUnited Press Internationalの記事(米国心理学会のサイトより)。 米国精神医学会(American Psychiatric Association)の学会で発表されたアンケート調査(イーライ・リリー社がスポンサー)によると、大人のADHDは今まで考えられていたよりも、その人の人生に多大な影響を与え、ADHDによる収入削減は総計して年間77兆ドルにも上るといわれている。これにより、ADHDは最も経済的打撃の多い疾患の1つとして数えられるようになった。 アンケート調査はADHDと診断された500人の成人と、年齢と性別が相応するADHDではない501人の成人を対象に行われた。この2つのグループを比較すると、ADHDグループの方が全体的に教育年数が低く、よって年収も低くなりがちな傾向にあった。ADHDグループの17%が高校を中退しており、19%が大学を卒業し
あまりにも忙しいので今日は更新できないなあと思っていたのだが、とあるニュースを見てびっくりしたので、書くことにした。 今日の米国のニュースなのだが、凶悪性犯罪者(Sexually Violent Predator – 略してSVP)が刑期終了後に措置入院していたのを退院してコミュニティに戻すことに、裁判官が「No」の判決を下した。その理由のひとつとなったのが、そのSVPの釈放のキーポイントとなった意見を出した心理学者が、心理学者のライセンスを去年の4月で剥奪されていたからだった。理由は、同じ病院で治療を受けていた違うSVPと性的関係に陥ったためだった。 カリフォルニア州にはSVPが刑務所から釈放された後、措置入院させることが可能で、その場合まず2年間州立病院など(触法精神障害者専用施設)に入院した後、診断された精神疾患が性犯罪を繰り返さないであろうという程度まで改善されたと判断されるまで入
またもや4ヶ月のブランクを開けてしまった・・・ 子供のアセスメントをしていて、一番多いリファーラルがADHDもしくは他の精神疾患(不安神経症、抑うつ、PTSD、広汎性発達障害など)の鑑別だ。これは両方見られる場合もあれば、全く違う場合もある。 どちらにしろ、それらの症状の差を把握し、心理テストや面接で得たデータを証拠としながら鑑別していき、それを分かりやすいように保護者、セラピストや教育者に説明する必要がある。 この説明が以外と難しいな、と時々感じる。というのも、心理用語や概念は必ずしも一般的ではないから、それを分かりやすいように、かつ日常の場面で理解できるように説明しなければならない(それは子供のクライアントをもつセラピストの場合も同じことだろう)。 去年Kids in the syndrome mix of ADHD, LD, Asperger's Tourettes, Bipolar
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『blog.livedoor.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く