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都知事選
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「ぼく。」「帰ってきたぼく。」に続く、桜庭本第三弾「ぼく…。」がついに発売決定。話は2002年8月28日、代々木国立競技場「Dynamite!」にて行なわれた、対ミルコ・クロコップ戦から始まる。高田延彦引退興行、そこでのフジマールとの運命的出会い、高田道場との決別、HERO'S緊急参戦、更に昨年大晦日の“彼”との一戦などの裏話が、おなじみの桜庭節にのせて語られる。 「マランドロ」桜庭和志は、今回もやっぱり何かやらかしちゃうぞ!?
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒。同大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で第15回ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。他の著書に『四畳半神話大系』『きつねのはなし』『夜は短し歩けよ乙女』がある。 ブログ:「この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ」 ――あとがきによると、名作のリミックスをやるというのは編集者の発案で、取り上げる原典はご自分で選んだそうですね。どれくらい読んで決めたんですか? 「自分の知っている中から、もや〜っと“これかな?”と思い浮かんだものを何冊か読んで選びました。取り上げる短編を決めたら何回も読み直して、盗めるところは全部盗んだという感じ。あんなに真剣に短編を読んだことはないですね。細かく分解して主な要素は何か考えたり、例えば『山月記』は後半にある李徴(りちょう)の独白の場面を抜書きしたりしました」 ――原典の主人公・李徴は詩人になりそ
それでもボクはやってない 日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり! 周防正行/著 (2007年1月発行) 痴漢冤罪事件を題材に、日本の刑事裁判の実態をリアルに描いた映画「それでもボクはやってない」。周防正行さんが、「Shall we ダンス?」以来、11年ぶりに撮った作品だ。この映画のシナリオに加えて、カットされたシーンのシナリオとその理由、元裁判官の木谷明氏との対談がおさめられたのが、『それでもボクはやってない 日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!』である。今回の映画制作を通じて周防さんが抱いた日本の刑事裁判に対する疑問点を映画のシーンに沿って木谷氏に聞いていく最後のパートは圧巻だ。映画の中の“荒川弁護士”の弁護の仕方や“室山裁判官”の下した判決は、木谷氏の目にはどう映ったか。日本の刑事裁判の問題点があぶり出されてくる1冊となっている。 1956年、東京都生まれ。1984年、ピンク映画「変態家族
創作集団・CLAMPのメンバーのひとり、もこなさん初のソロアーティストブック『CLAMPもこなのオキモノキモノ』は、そのタイトル通り着物の本。着物が大好きで、普段から着ているもこなさんが、キュートな私物のアンティーク着物コーディネイトやダイアリーを披露している。CLAMP描き下ろしのオリジナル・キモノコミック&エッセイや、PUFFY大貫亜美さんとのスペシャル対談も収録した豪華な一冊だ。人気コミック『×××HOLiC』に出てくるモチーフをもとに、もこなさんがデザインした着物も必見! 女性4名からなる創作集団・CLAMPのメンバー。ほかの3名は、いがらし寒月(いがらしさつき)、大川緋芭(おおかわあげは)、猫井椿(ねこいつばき)。1989年、「サウス」第3号(新書館)に『聖伝』を発表し、デビューを飾る。以降、『東京BABYLON』『X』『カードキャプターさくら』『ちょびっツ』『ツバサ−RESER
文学界や出版界の枠を越え、社会現象まで巻き起こした史上最年少での芥川賞受賞から3年。多くのファンが待ちわびた綿矢りささんの新作が、ついに刊行された。著者にとって初めての長編である『夢を与える』の主人公は、幼い頃からチャイルドモデルとして活動し、やがて芸能界でもスターになっていく夕子。1人の美しい少女が、華やかだが移ろいやすい世界の中で翻弄されながら成長する姿を、前作『蹴りたい背中』までとは大きく変化した静謐(せいひつ)な文章で描いている。 1984年、京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。京都市内の高校に在学中の2001年、『インストール』で第38回文藝賞を受賞しデビュー。2004年、文藝賞受賞後第1作の『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞。芥川賞史上最年少となる19歳での受賞は大きな話題を集め、『蹴りたい背中』は127万部のベストセラーに。また、2005年に発売された文庫版『インスト
1998年から1999年にかけて雑誌に連載され、ファンの間で長らく単行本化が待ち望まれていた千原ジュニアさんの自伝的小説『14歳』が先ごろ発売された。14歳で家にひきこもってしまった少年の、繊細だが、荒々しい息づかいが迫ってくる作品である。もやもやとしたわけのわからない感情が渦巻く時期を経てきた大人たちは、そのときの気持ちをリアルに思い出すだろうし、現在思春期まっただなかの少年少女たちは、自分たちの気持ちをよくぞ代弁してくれたと思うだろう。青春時代の影、そして光を初々しい筆致で書き上げた一作となっている。 1974年、京都府生まれ。本名・千原浩史。1989年、兄の靖史とお笑いコンビ“千原兄弟”を結成。千原兄弟の恒例ライブ「チハラトーク」は70回を超える。2003年には初の単独ライブ「囚(トラ)」を行い、好評を博す。役者としても才能を発揮し、主な出演映画として、「ポルノスター」「ナイン・ソウ
『シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星』は、「機動戦士ガンダム」にシャア・アズナブル役として出演、人気を集める声優、池田秀一が、自らの半生を振り返り、その出会いと別れを綴った一冊。シャアにまつわるエピソードを中心に、共演陣のこと、スタッフのこと、演技のことなど、その舞台裏を初めて明かした。 1949年12月2日、東京都生まれ。子役時代のドラマ「次郎物語」で国民的な人気者となり、その後、79年に放映された「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブル役でカリスマ的な人気を得た。ガンダム・シリーズの他、テレビアニメ、OVA、洋画吹き替え、CM、ナレーションなどで幅広く活躍中。 ――本書の前半は、子役としてスタートした池田さんが、売れっ子となりさまざまな実写作品にかかわる様子が書かれています。エノケンこと榎本健一や石原裕次郎といったビッグネームも登場します。 「この本を手にとられる方が期待してい
あのガチャピンが本を出した! フジテレビ系「ポンキッキ」でおなじみ、スポーツ万能の恐竜の子ども、ガチャピン。2006年の夏休みから毎日ブログを書いている。その人気ブログ『ガチャピン日記』が本になったのだ。ブログの内容だけではなく、ガチャピンチャレンジ名場面集など付録も満載。子どもから大人まで、眺めているだけで、楽しくなる一冊だ。 恐竜の子ども。年齢は5歳。4月2日、南半球でいちばんきれいな空気と水と緑、色とりどりの花に囲まれ、大昔の恐竜の子孫まで住んでいるという島に生まれる。身長165センチ、体重80キログラム。どんなときも元気でくよくよしない性格。でもちょっとオッチョコチョイのところがある。趣味はスポーツ全般と冒険。 ブログ:ガチャピン日記 ―― ガチャピンは、なぜブログにチャレンジしたの? 「今までいろんなスポーツにチャレンジしてきたけど、スポーツ以外のチャレンジをムックといっ
1997年サンエックス株式会社入社。みかんぼうや、リラックマ、あまぐりちゃんなど、キャラクター商品の原案や作成を担当。2003年同社退社後、フリーに。「リラックマ生活シリーズ」「みかんぼうやシリーズ」「あまぐりちゃんシリーズ」などのキャラクター絵本ほか、エッセイ漫画『フリーな2人』も好評。 公式サイト:akibako ――リラックマはどんなきっかけで生まれたんでしょうか。 「 “かわいい着ぐるみを着て、ペットになりたいな”と思ったのがきっかけでした。所属していた会社では毎月ひとつキャラクターを作らなければならなかったのですが、“どんなキャラクターにしようかな”と考えていたときに、テレビ番組でチワワを見たんです。そのチワワが飼い主の方にとても大事にされていまして。体を洗ってもらい、ふわふわの布団に寝て、アクセサリーもつけている。しかも食事もすごく美味しそうなものを食べているので、すご
山田ズーニーさんの“おとなの小論文教室。”は、糸井重里氏プロデュースによるサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で、6年間という長きにわたって続いている人気連載だ。自分の頭で考え、自分の思いを、自分の言葉で表現したい人の心にピタリと寄り添い、読者からのメールを紹介しながら一緒に考え、悩み、読者の肩をやさしく押してくれるズーニーさん。この連載がネット上から飛び出し、再編集されて単行本のシリーズになった。コラムと同名の第1弾に続き、第2弾『理解という名の愛がほしい』を出版したズーニーさんに、“おとなの小論文教室。シリーズ”に込めた思いを伺った。 岡山県生まれ。コミュニケーション・インストラクター。1984年、ベネッセコーポレーション入社。進研ゼミ小論文編集長として、高校生の「考える力・書く力」育成に尽力。2000年、独立。同年、5月より「ほぼ日刊イトイ新聞」にてコラム「おとなの小論文教室。」を連載し、注
1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞を受賞。 公式サイト:大極宮 ――邪魅とはどんな妖怪なのか、あまり語られていない印象があるのですが。 「いや、語りつくしていますよ。“邪魅について語っている小説”コンテストがあったら一番という自負はあります(笑)。そもそも、邪魅なんてお化けはいないですし」 ――いない? 「いません。この講談社の連作は鳥山石燕の『画図百鬼夜行』シリーズで取り上げられている化け物――現代で言う妖怪――を主題にするという決まりなんですね。その中には石燕が創ったモノも相当数含まれていますし、由来や伝承のないモノのほうが多いんです。これまでは民間伝承が伝わっているモノや記録文献に取り上げ
1976年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2000年、『格闘する者に○』でデビュー。2006年、『まほろ駅前多田便利軒』で第135回直木賞を受賞。小説では、『ロマンス小説の七日間』『私が語りはじめた彼は』『むかしのはなし』などがある。また、『妄想炸裂』『しをんのしおり』『人生激場』『三四郎はそれから門を出た』などのエッセイ集も人気を博している。 ――箱根駅伝を題材にされたきっかけは何ですか? 「2001年の正月にテレビで箱根駅伝を見て、“これを小説にしたらおもしろそうだな”と思ったのがきっかけです。駅伝って、個人競技と団体競技のちょうど中間にあるスポーツですよね。あと、これは調べていくうちにわかったんですが、短距離は、“持って生まれた筋肉の質がものをいう”らしいのです。駅伝のような長距離は、短距離とは違い、“才能と努力の狭間”にある競技なので、いろいろと描きがいのあるテーマが秘
どこにいたって、怖いものや汚いものには遭遇する。それが生きることだ――。宮部みゆきさんの3年ぶり、待望の現代ミステリーは、この世のあらゆる場所に潜む“毒”の物語だ。主人公は『誰か』で初めて“にわか”探偵をつとめた杉村三郎。たまたま恋に落ち結婚した女性が財界の大物の娘で、他人もうらやむ恵まれた生活を送るものの、お人好しで野心はゼロ。財閥企業で社内報の編集者をしている彼が遭遇した、連続無差別毒殺事件と宅地土壌汚染問題、そして会社の人事トラブルの行方は……? 1960年東京都生まれ。1987年『我らが隣人の犯罪』でオール読物推理新人賞を受賞しデビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、1993年『火車』で山本周五郎賞、1998年『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『ブレイブ・ストーリ
アイデアハック! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣 原尻淳一/著 小山竜介/著 (2006年7月発行) 1日の大半は仕事をしているのだから、なるべく楽しくやりたい。働く人なら誰もが願うことだが、実際には大量の業務を抱えて時間に追われ、ストレスはたまるばかり。どうしたら、サクッと仕事が進むのか? こんがらがった生活(ライフ)を簡単に解決(ハック)する方法が “ライフ・ハック”だ。もともとIT系の技術者から広まった、シンプルでストレスフリーな仕事術。その考え方を誰でも使えるようにアレンジし、自分たちの専門分野である企画(アイデア)発想法に応用したのが『アイデアハック!』だ。仕事をストレスフリーにするためには「方法を意識することが大事」と著者は説く。その真意は? 原尻淳一さんと小山龍介さんにお話をうかがった。 原尻淳一 1972年、埼玉県生まれ。龍谷大学大学院経済学研究科修士課程修了。大手広告代
O型自分の説明書 Jamais Jamais/著 明るく社交的で、悩みなどなさそうなO型人間の実像は?『B型自分の説明書』シリーズの第四弾。;□お外では、何でもできるっぽいヒト。/□でも、家に帰れば「へなちょこマン」。/□実はけっこう人見知りというカワイイ...
兵庫県在住。2003年、第8回スニーカー大賞を『涼宮ハルヒの憂鬱』で受賞し、デビューを果たす。涼宮ハルヒシリーズは現在、第8巻『涼宮ハルヒの憤慨』まで刊行されている。また、電撃文庫より『学校を出よう!』シリーズ、『ボクのセカイをまもるヒト』シリーズ、『電撃!!イージス5』シリーズ、『絶望系 閉じられた世界』も刊行。趣味はバイクとマージャン。 ――まず、作家になりたいと思われたきっかけを教えてください。 「作家になりたいというより、小説を書きたいとはずっと思っていました。たぶん幼少期からさまざまな小説を読んでいるうちに、頭の中に“自分でも書きたい回路”が徐々に構築されていったのだと思います。今でも自分が作家なのか何なのか、よくわかっていません」 ――実際に作家になり、作品が社会現象といえるほど人気が出て、生活も変わったのでは? 「社会現象うんぬんについてはよくわかりませんが、生活は何
――文体もユニークですが、キャラクターもユニークですね。七竈は、芸能界からスカウトされるような美少女であるにもかかわらず、小学生のときに模型を抱いて寝て顔に傷をつけたほどの“鉄”(鉄道マニア)という設定です。 「七竈は母親と対照的にしてすごくきれいな子にしたんですけれども、きれいなだけだと隙がないので、何か変わった趣味を持たせようと。それで“鉄”にしたんです。それと私にとって地方都市は小さな箱庭みたいなところというイメージで、それと対比させたいというのもありました。まず地方都市という箱庭があって、そのなかに家庭という箱庭があって、さらにそのなかに鉄道模型がはしる小さな町という箱庭があるという。マトリョーシカみたいに。しかもその線路をぐるぐるぐるぐるしている鉄道模型が真っ黒だったら、なんともいえない、心のなかの重たいものが出てきている感じがして」 ――鉄道模型の黒と、雪と七竈の花の白、そ
鳥取県生まれ。図書館塔に住む少女探偵の活躍を描いた「GOSICK」シリーズがヒット。『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』などの作品で少女の姿を繊細に、残酷に描き喝さいを受ける。ほかの作品に『少女には向かない職業』、『ブルースカイ』など。 ――まず、なぜ恋愛小説を書こうと思われたんでしょうか? 「『野性時代』で何か連載をしましょうという話になって、編集者と飲みにいったんですよ。そのときに、担当の方が恋愛論を熱く語りだして。“小説を読むと恋愛はすごくきれいだったり、ドラマティックだったりする。でも、現実はそうじゃない。恋愛なんてしないにこしたことはないんだけど、ぶつかってしまう。突然はじまって、仕方なく続いていくものなんじゃないか”って。それを聞いた私が“それってこういうことですよね? 道を歩いていたら落ちていたウンコを踏んでしまった。だけど、みんな急いで行かなければならない場所があるからその
代表作『笑う大天使』の映画化が話題の川原泉さん。作品は主に高校生を主人公にした少女漫画だが、男性ファンも多く、著書はすべてロングセラー。作中にちりばめられた楽しいうんちく、脱力系の笑いをかもしだす言語センス、叙情的な物語、ユニークだけど品の良いキャラクターなど、独特の魅力で読者の心をつかんでいる。その川原さんの待望の新刊『レナード現象には理由がある』が発売になった。全国でも有数の超進学校・彰英高校を舞台に繰り広げられる、寓話的なラブストーリーだ。 鹿児島県生まれ。漫画家。1983年、「花とゆめ 9月大増刊号」掲載の「たじろぎの因数分解」でデビュー。卓抜な発想と意表をつく設定、そしてつねに読者の死角へと向かうストーリー展開で、カリスマ的人気を博す。『空の食欲魔人』『甲子園の空に笑え!』『美貌の果実』『笑う大天使』『メイプル戦記』など著書多数。2005年、『ブレーメンII』が星雲賞を受賞。読
史上最強F.S.S.ガイド、第3弾!「ファイブスター物語」の星団網羅、「唯一・最強オフィシャルガイ...
2005年に『終戦のローレライ』『戦国自衛隊1549』『亡国のイージス』の3作が一挙に映画化され、ますます注目されている福井晴敏さんの最新長編『Op.ローズダスト』がついに完成! 短期間で“ネット財閥”と呼ばれる一大帝国を築いたアクトグループ。その関連会社の役員が爆弾テロで殺されるという事件が起こり、警視庁と防衛庁が異例の合同捜査をすることになる。二つの組織をつなぐ役として選ばれたのが、公安部の窓際刑事である並河次郎(なみかわじろう)と自衛官の丹原朋希(たんばらともき)。親子ほどに年齢のちがう二人が“ローズダスト”と名乗る犯行グループを追う。右翼と左翼、防衛庁と警察、組織と個人、大人と子ども……異なる二つのものを結ぶ“新しい言葉”に満ちた、壮大なスケールのハードファンタジーだ。 1968年、東京都生まれ。私立千葉商科大学中退。1997年、警備会社に勤務するかたわら応募した『川の深さ
2005年度にスタートしたYahoo! JAPAN文学賞の受賞作が、初めて本になる。 「心にしみる、心がふるえる 珠玉の青春セレクション」をキャッチコ ...
いがらし寒月(いがらしさつき)、大川緋芭(おおかわあげは)、猫井椿(ねこいつばき)、もこなの女性4人からなるこの集団の呼称は、漫画界、アニメ界をはじめとする創作メディアの世界では、特別な意味を持つ「ブランド」としてその名をとどろかせている。作品総売上数8,800万部、手がけた作品のほとんどが、アニメ化などのメディアミックスされているこの驚異の漫画創作集団のたどってきた軌跡は、常に新しいファン層を開拓してきた挑戦の歴史であった。1989年、古代インド神話をモチーフにした『聖伝−RG VEDA−』で同人誌界から彗星のごとくデビューし当時のコミックファンを魅了するや否や、『東京BABYLON』ではオカルトと社会問題を見事に融合。『魔法騎士レイアース』では少女誌にロボットを登場させるというざん新な試みで話題を集め、『カードキャプターさくら』では国民的人気を得るに至った。その後青年誌に活躍の場を求め
着物で暮らす黒髪の美少女、縁側のある古い家、桜の木……。映画やアニメにもなった人気コミック『羊のうた』は、「和」の要素と「吸血鬼もの」が融合した、日本版ゴシックロマンだ。 主人公は高校一年生の高城一砂(かずな)。母の死後、父の友人である江田夫妻に育てられた。一砂は幼いころの夢をよく見る。3年ほどに過ぎなかったが、血のつながった家族と一緒に暮らした家。いつも寝ていた病気の女の子は、ひとつ違いの姉・千砂(ちずな)だった。記憶をたどって生家をたずねた一砂は、美しく成長した千砂に再会する。そこで聞かされたのは、父の死と高城の家系に遺伝する「他人の血が欲しくなる」病のこと。父の死に強い衝撃を受けた一砂。そしてある日、一砂はほのかに想いを寄せていた八重樫の前で発作を起こし、自分も発病していることを知る……。 はなればなれに育った姉と弟の危うい関係や、同級生との淡い恋の行方が気になって、驚愕のラスト
ホームレスにあこがれて本当のホームレスになってしまうサラリーマン、いわゆる秋葉系のアイドルおたく、男に遊ばれる自称カメラマンの卵の20歳の女の子、ギャンブルで借金まみれの中年男、浅草のストリップ劇場の売れない芸人。タイトル通り、“陰日向に咲く人々”を描いた素敵(すてき)にいじらしい5編からなる連作短編集。笑わせて笑わせてじーんとさせてほろっとさせて、しかも最後にはあっと驚く意外なオチが……。正真正銘の処女作であるというのに、劇団ひとりさんの『陰日向に咲く』は、驚くほどうまい! そして、人間ってそんなに悪いもんでもないなあと、じんわりと思わせられる。 1977年生まれ、千葉県出身。父の仕事の関係で幼少期をアラスカで過ごす。2000年、コンビ・スープレックスを解散し、ピン芸人として再出発。「川島省吾」を「座長」とし、川島演じる数々のキャラクター達を「団員」とし芸能界に新しい風を吹き込む「劇団ひ
ライトノベルは少年少女が読むもの? そんなイメージも今は昔。魅力的なキャラクターとエンターテインメント性の高い物語は大人になった読者の心もつかんでいる。人気シリーズは発売になるやいなやベストセラーになり、ブックガイドもたくさん出ているのだ。そんな中で、ライトノベルの世界から続々と注目作家が生まれている。雲の上に突如出現した謎の生物をめぐる大騒動と少年の成長を描いた傑作『空の中』で注目された有川浩さんもその一人。最新刊の『図書館戦争』は、“読書の自由が奪われたら?”という、現実にあったら怖い設定で書かれた物語。でも、読みはじめたら止まらない、本を読む楽しさを再確認させてくれる一冊だ。 1972年高知県生まれ。関西在住。2003年『塩の街』にて第10回電撃小説大賞を受賞しデビュー。デビュー作では陸上自衛隊、2作目『空の中』では航空自衛隊、3作目『海の底』では海上自衛隊の人々を描き、陸海空3部
昨年『空中ブランコ』で直木賞を受賞した奥田英朗さん。執筆に3年以上かけたという待望の新刊『サウスバウンド』は、奥田さんが初めて少年の視点で描いた物語である。語り手は小学校6年生の上原二郎。父親の一郎は元過激派で自称小説家。年金を支払うのは国民の義務だという徴収係に「じゃあ国民やめた」と宣言し、子どもには「学校なんて無理して行かなくていいからな」と言う傑物だ。我が道を行く父と、翻弄される家族……。平易な言葉でディテールを積み重ね、人間をユーモラスに、時に残酷なほどリアルに描く。そんな奥田さんの小説家としてのモットーとは? 1959年岐阜県生まれ。1997年『ウランバーナの森』で作家デビューを果たす。2002年『邪魔』で第4回大藪春彦賞を、2004年『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞。『イン・ザ・プール』からはじまった、トンデモ精神科医、伊良部一郎が活躍する人気シリーズは『空中ブランコ』
安野モヨコの生み出す作品に共通する、女のリアル、粋、バイタリティは、多くのファンの心をつかんでいる。そして「シュガシュガルーン」が誕生。魔女っ子、色とりどりの呪文、お菓子、宝石……。今までとは一転、ファンタジーの世界。そんなモヨコワールドに迫ってみた。 安野モヨコが魔法少女を描いた。子どもたちだけでなく、大人の“乙女心”を撃ち抜く「シュガシュガルーン」とは? アニメ作品のダイジェスト動画や、キャラクターの魅力もあわせてご紹介。
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