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アメリカ大統領選
bookyomukoto.hatenablog.com
※ネタバレありです。 愛するということ 新訳版 posted with ヨメレバ エーリッヒ・フロム 紀伊國屋書店 1991-03-25 僕はここ数か月、恋愛における大きな悩みを抱えていた。詳細な内容は割愛するが、これからの人生と今持っているものを比べたりして、いくつかの決断をした。今は幸せだけど、これから大きな負担になるかもしれないもの、という不確かなものを考える行為自体、大きな疲労を伴うし、実際にそれを手放してみると、心に大きな穴がぽっかりと空いてしまった。 なぜ僕はこんな風に悩まなければならないのだろうか。かなり投げやりな疑問が僕を襲った。実際に僕は二か月近くそのことで悩んでいたし、そのせいで食事が十分に喉を通らないことも多々あった。いっそ全てが目の前から消えてしまえばいいと思ったが、消えてほしくないと思う気持ちがあるから手放すことに悩むのだと気づく。意味があるようでない堂々巡りを繰
潮騒 (新潮文庫) posted with ヨメレバ 三島 由紀夫 新潮社 2005-10 Amazon Kindle 楽天ブックス 楽天kobo 一週間ほど前、ふと僕は風景描写が上手い小説家の本を読みたいと思った。一年ぐらい前の僕は、心理描写に特徴のある文章が好きで、そのような特徴を備えている小説や作家を探していた。しかし、心理描写以上に風景描写や人物描写が優れた作品のほうが、その文章を想像する余地があることに気がついた。つまりそれは、読み手の中で一つの文章が無数の形になり得る可能性を示唆していた。僕はこの可能性についてもっと考えてみたいと思ったのだ。 そんな僕が三島由紀夫に至るまでの道程はとても簡単に説明することができる。グーグルで風景描写が上手い小説家について検索し、色んな年齢層の読書家が三島由紀夫を推しているのを知ったのだ。なぜか偉大な作家が書いた純文学作品には抵抗が生まれやすい僕
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