サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
cenb.org.br
大学で社会学を学ぶわたしは、移民の食文化に関心を持って各地で調査を続けている。世界最大の日系コミュニティを有するブラジルでは、移民の出身地域から持ち込まれたり、入植先の文化とまじりあったりして作り上げられたさまざまな「日本食」が展開されている。全国的には寿司や刺身は有名だが、一方で地域特有のローカルフードとして根付いているものもある。そのような地元の味として特産品となっているカンポ・グランデの沖縄そば(以下、そばと表記)がある。いまだ研究途上ではあるが、今回の調査からわかったカンポ・グランデにおける移民とそばの歴史について、簡略ながら述べてみたい。 カンポ・グランデへの日本人の入植はノロエステ鉄道建設による。当時鉄道工夫として現地で働いた日本人の多くが沖縄県出身者であり、現在もなお日系人人口の60%が県出身者で占められるという。鉄道が開通した後、彼らの一部はコーヒーや野菜栽培をはじめ定住す
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『cenb.org.br』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く