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TGS2024
chieosanai.hatenablog.com
問題(1) 2人きょうだいの子供のうち、1人が男の子の場合、もう1人が女の子である確率はいくらか? そもそも二人きょうだいの性別の組み合わせの全パターンはどういうものか。表にする。 表(1) j k l m older older older older 男 男 女 女 男 女 男 女 younger younger younger younger 1/4 1/4 1/4 1/4 第一子に男性が生まれる確率と女性が生まれる確率はそれぞれ 1/2 。 第一子が男性、第二子も男性の確率は 1/2 * 1/2 = 1/4 。 他の項目も同じ。なので、j, k, l, m それぞれが成立する確率は等しい。 で、私は問題(1)をどう解釈したか。 文章の中の「1人が」「もう1人が」の並びから順番を想定してしまって、それが足枷になっていたんですね。 がっちり頭にフレームを付けられていた。 つまり、こうい
あー、わかった。理解した。 2/3 派の言い分を理解した。今度こそ完全に理解した。 例題を出す。 問題(3) Alpha さんはコイン投げが大好きです。最近は一枚のコインを三回投げたものを一つのグループにして記録しています。 Alpha さんは順番のない(表, 表, 裏)という組み合わせに神妙な美を見出し、それを Bravo と名付けました。 1グループの単位を「ターン」、1グループの中の第一投, 第二投, 第三投をそれぞれ c, d, e とする。 いま Alpha さんは 100 ターン目のコイン投げを終えました。 101 ターン目のコイン投げで、二回表が出た場合、残りの一回で裏が出て、このグループが Bravo になる確率はいくらでしょう? 二通りの解釈がある。それぞれを F 解釈, G 解釈とする。 F 解釈は最後のセンテンスをこう解釈する。 いま Alpha さんは 101 ター
文章で人にアイディアを伝えるのって難しいんですね。 めげずにやっていきたい。 別の書き方で 2/3 派に反論していきたい。 まず問題と 2/3 派の模範解答を再掲する。 問題 2人きょうだいの子供のうち、1人が男の子の場合、もう1人が女の子である確率はいくらか? 解答 すべてのパターンはこう。 j k l m older older older older 男 男 女 女 男 女 男 女 younger younger younger younger *1 問題の条件からどちらも女性のペアである m は除外できる。 全パターンは j と k と l の3パターン。 そのうちもう一人が女の子のパターンは k と l の2パターン。 ゆえに 2/3 。 ここから反論 この問題を見て素直に表を書くならこうだろう。 g h i 男 男 女 男 女 女 *2 表(2)は、表(1)の中の h(男, 女
ネット上でたびたび話題になる問題がある。 問題(1) 2人きょうだいの子供のうち、1人が男の子の場合、もう1人が女の子である確率はいくらか? 適当な名前がないので、いま私が「きょうだいベイズ問題」と名付けた。 ネット上の議論では答えは 2/3 だというのが定説になっている。 例えばこのサイト http://taustation.com/conditional-probability-brother/ では「区別なしの場合」というセクションでこれを扱っており、2/3 としている。 最近つらつら考えて 2/3 は間違い。正解は 1/2 だ。 という結論に達した。2/3 派がどこをどう間違っているのかも判った。 「観点の違いであって 1/2 も 2/3 もどちらも正しい」という意見もちょくちょく見るが、あれも間違いである。 1/2 でしかありえない。 この件については「完全に理解した」と言ってい
今のウクライナ戦争関連で、お昼のワイドショーにコメンテーターとして出たりしてる廣瀬陽子が、講談社現代新書から『ハイブリッド戦争』という本を出してる。 そこにこういう記述がある。 []内は引用者による補足。 なお、[プーチンのブレーンとされるアレクサンドル・]ドゥーギンの議論では、国の大小、存在価値の有無によって解体すべきか否かを判断するというような持論が展開されるが、そのような議論は、現代の国際社会においては非現実的であり、あくまでもドゥーギンの議論であって事実を論じているわけではないことをご理解いただきたい。 いま読み返すと乾いた笑いしか出てこないですね。
いきなり引用する ** ルーシー事件によって、客室乗務員へのイメージや立場が国によって異なることがわかった。イギリスでは、客室乗務員は ”空飛ぶウェイトレス” などと揶揄され、憧れとともに常に侮蔑がつき纏う職業である。一方の日本では、スチュワーデスは ”空飛ぶエリート” であり、魅力的で洗練された女性だけが就くことのできる象徴的な仕事だった。一九八〇年代後半のバブル時代、客室乗務員の人気は絶頂を迎え、多くの人気歌手や力士がスチュワーデスと結婚した。<英国航空>の仕事を辞めて六本木のホステスに転身するというルーシーの行動は、多くの日本人にとって解せないものであり、きわめて不審な行動でもあった。 リチャード・ロイド・パリー『黒い迷宮』(早川書房)241 頁の注より はてブでは、日本人は CA を侮っている、欧米ではもっと敬意を払われている存在だ、みたいな論調をちょくちょく見るんだけど、嘘だった
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