サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ドラクエ3
concertdiary.blog.fc2.com
2024-08 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 前号に書いたバーンスタインとニューヨーク・フィルハーモニックの初来日(1961年春)の際、副指揮者として加わっていた若き小澤征爾は、その直後にNHK交響楽団の指揮者(常任ではない)に指名された。 その発表を聞いた時には、すでに熱烈な小澤ファンをもって自認していた私でさえ仰天したものである。あのドイツ音楽至上主義の、しかも巨匠指揮者礼賛主義で鳴るN響に、まだ弱冠27歳そこそこの、しかもスクーターで欧州武者修行をやってのけるような奔放な性格の若い指揮者が就任して、果たしてうまく行くというのか。目の利いた音楽ファンなら、だれもがそう感じたはずである。 就任最初の夏、メシアン立ち会いのもとに彼が指揮した《トゥーランガリラ交響曲》日本初演は、それはたしかに凄いものだった
2024-08 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 東京オペラシティ コンサートホール 7時 フランスの名指揮者ミシェル・プラッソン。今年10月2日で91歳になる。 今回の演奏会は「日本ラストコンサートAu revoir!」と題し、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で、「東京二期会プレミアムコンサート」の一環として開催された。 そのプラッソンが今夜指揮したのは、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」組曲と「ダフニスとクロエ」第2組曲、フォーレの「レクイエム」、アンコールにフォーレの「ラシーヌの雅歌」。 二期会合唱団が「ダフニス」と「レクイエム」に協演、大村博美(S)と小森輝彦(Br)が「レクイエム」に協演した。コンサートマスターは客演の戸原直。 少し荒削りではあったとはいえ、年輪を加えた指揮者がオーケストラから引き出
2024-08 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 横浜みなとみらいホール 金聖響が、神奈川フィル常任指揮者に就任した。 その最初の定期は、ハイドンの「時計交響曲」とベートーヴェンの「英雄交響曲」。アンコールにベートーヴェンの「プロメテウスの創造物」序曲。さすがに人気の金聖響、ホールはほぼ満席である。 このプログラム、アンサンブルを整えるのには、絶好のレパートリーであろう。かなりリハーサルを重ねたことを思わせる演奏であった。 とはいえ、このオーケストラの特徴ともいえる音のエネルギーの少なさ、音量の小ささ、最弱音のか細さは、最初のうち根強く残っており、音楽の生気の不足は如何ともし難いと感じさせたのは否定できぬ。 それがやっとどうやら解放に向かいはじめたのは、「英雄」第2楽章マジョーレのクライマックス以降だったであ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『東条碩夫のコンサート日記』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く