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大谷翔平
dananet.jp
はじめに いつの頃からか、仏教には「大乗と小乗」のふたつのグループが存在するような認識を、我々は日常的にもつようになった。歴史を紐解けば、それは古代インドの菩薩思想の興起と前後しているようだ(*1)。 また、テーラワーダ仏教に対する「劣乗(hīnayāna)」という呼称を用いた蔑視は、過去、残念ながらあったと言わざるを得ない。 しかしそのような行為の正当性は、歴史的事実とは大きくかけ離れたものに過ぎないということが、学問的成果(*2)を得た現代では、反省材料として多くの仏教徒を納得させるところとなり、今では、大・小乗、その真の融和に向けた取り組みが始まっている。 この対談では、道元禅師の大乗禅の法灯を継ぐ藤田一照師と、タイの上座仏教で出家した日本人僧、プラユキ・ナラテボー師を迎え、「いかにして大乗と小乗という仏教の一面相を乗り越え、手を結び合う道のりを実現できるのか」を伺った。 *1 大乗
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