引越の絡みで、久しぶりに浦沢直樹『MASTERキートン』全巻を発掘。絶版騒ぎでおそらく中古書店からもそのうち姿を消すだろうと言われてたのは、ついこないだの話。いい機会なので未読の相方の為にもトイレの中にずら〜っと並べました。んで自分も再読中。 浦沢絡みのエントリを書く際にしつこいほど言ってきたけど、オレは最近の『20世紀少年』や『MONSTER』よりも、この『MASTERキートン』が大好き。で、読み直してみてもその評価は決して「過去の美化」ではなかったことを、確認しました。 . 1話完結なのだけど、その1話1話のクオリティがホントに高い。何だろう、この手の1話完結ものってさぁ、長く続くと(下手したら初期の頃から)もうパターンがね、やっぱし水戸黄門的に、美味しんぼ的に決まってきちゃうでしょ。いかにも「取材しました」的な知識がストーリーの中に「配置」されて、フツーに考えたら無理矢理な、オヤジっ