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ドラクエ3
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重雷装艦の戦術思想 日本海軍は明治末から、米海軍を仮想敵として戦略を立案してきた。そして最終的にまとまった基本構想は、太平洋を攻め渡ってくる彼の艦隊を、潜水艦と飛行機で漸減し、彼我の勢力差を少しでも縮め、その後に西太平洋上で艦隊決戦を行なうというものであった。その艦隊決戦の直前、米渡洋艦隊の陳列を混乱に陥れ、しかも相当数の艦艇を撃沈しようという作戦の一つが遠距離隠密魚雷発射戦で、本作戦の主役が重雷装艦なのである。日本海軍が遠距離隠密魚雷発射戦を考えるようになったきっかけは、昭和10年11月28日、九三式魚雷1型が制式化されたことにある。周知のようにこの魚雷は61センチ酸素魚雷で、490キロの炸薬を頭部にそなえ、36ノットで40,000メートル、48ノットで20,000メートルの射程があり、しかも無軌跡という大きな特長があった。すなわち遠距離隠密魚雷発射戦は、従来の肉薄必中を期する魚雷戦とは
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