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ノーベル賞
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ロシア連邦は,世界に希に見る多民族国家です。 日本語の「ロシア人」という単語には区別はありませんが,ロシア語には全く違った意味合いを持つ2つの「ロシア人」という単語があり,現在のロシアでは両者は明確に区別されています。 ロシア人(男) = Русский [ルースキー] 民族名としてのロシア人(ロシア民族のみ) ロシア人(男) = Россиянин [ラシヤーニン] ロシア国民としてのロシア人(多民族国家ロシアを構成する全民族) このうち,後者の「ラシヤーニン」は帝政ロシア時代から使われていた単語でしたが、ソ連時代には死語となり,「ソビエト国民」(Советский народ [サヴェーツキー ナロート])という言葉に取って代わりました。 ところが,ソ連解体後は再び「ソビエト国民」に代わる言葉「ロシア国民」として復活した単語です。 2002年10月,2010年10月実施の国勢調査による
ロシア語の地名といったものは、われわれ日本人には一般に馴染みが無く、一度聞いてもすぐには覚えられないようなものが多いように感じます。 例えば、カムチャツカ州の州都で軍港都市としても有名な「ペトロパヴロフスク=カムチャツキ-」と言う、長くて舌を噛みそうな都市名があります。しかし、この都市名は「ペトロ」+「パヴロ」+「フスク」+「カムチャツキ-」と分解して考えることが出来ます。 この都市名の由来は、1740年にカムチャツカ半島からアリューシャン列島一帯を探検航海したベーリング氏の麾下の「聖ピョートル号」と、チリコフ麾下の僚船「聖パーヴェル号」が半島東岸にある良港アヴァチャ湾に停泊し、ここを北太平洋方面の探検の根拠地として「ペトロパヴロフスク」と命名したことに因ります。「ペトロ」は「ピョートル」の、「パヴロ」は「パーヴェル」の短縮形で、それにロシアの都市名語尾として一般的な「フ+スク」を合わせ命
旧ソ連には、地図にさえ載らない秘密都市が数多く存在していました。そこでの住民は完全に隔離された状態で、その都市以外の住民とは手紙のやり取りはおろか、住所さえも知らせてはいけないという程の徹底振りでした。 これらの「閉鎖都市」には軍産複合体の企業の多くを集中し、都市は機密保持のために周辺の都市名に数字を加えた暗号名で呼ばれ、「覆面都市」とも称されました。都市に名称がないばかりか、地図にも載らず、統計資料にも数値が記載されませんでした。 ソ連解体後のロシア連邦では、1994年にこれら「閉鎖都市」に従来の暗号名ではない正式な都市名が付与され、徐々に統計資料や地図にも記載されはじめましたが、これらの都市は「閉鎖行政地域組織」“ЗАТО”(закрытые административно-территориальные образования)と呼ばれる特別な地域行政機関になっています。 その後、1
2014年3月,ロシア連邦はウクライナの政変による混乱の中,クリミア半島を奪取し,ウクライナのクリミア自治共和国およびセヴァストポリ特別市を,それぞれロシア連邦構成体「クリミア共和国」「セヴァストポリ市」としてロシア連邦に併合しました。 しかし,このクリミア併合は国際世論の認めるところではなく,当サイトでもクリミアをロシア領としては扱っていないことにご留意下さい。
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