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衆院選
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(追記2022/11/19) 以下の文章では、旧訳(清水俊二)と新訳(青木久惠)の比較を行っているが、旧訳と新訳との間でクリスティの原書「And Then There Were None」自体が幾たびか改訂されていて、そもそも旧訳と新訳とで底本が違うという指摘があった(記事末尾のコメント参照の事)。 つまり、旧訳と新訳を比較する際の原文自体も、それぞれの底本とは違う可能性があるため、僕が転記した原文で両者を比較する事が無意味な部分がある事がわかった。 ただ、底本の違いがない(と思われる)原文をそれぞれの翻訳者がどう訳したかというニュアンスの違いについて語っているところは、あくまで僕個人の意見として読んでいただければ、と思う。終わりの方に差別用語を含む一文について翻訳の是非を指摘している部分があるが、これは新訳の底本で改訂されている可能性が高いので撤回する(すでに撤回済み)。 クリスティ生誕
(本稿では、原文を参照した上で新旧の翻訳を比較しています。ただし、僕自身は素人に過ぎないので、解釈はあくまで僕の推測です。ご承知のうえでお読みください。) (原文)In the corner of a first-class smoking carriage, Mr. Justice Wargrave, lately retired from the bench, puffed at a cigar and ran an interested eye through the political news in the Times. (新訳)ウォーグレイヴ判事は、一等喫煙車の隅の席で葉巻をくゆらせていた。少し前に公職を退いた判事の目は、《タイムズ》紙の政治記事を追っている。 (旧訳)最近現職から引退したウォーグレイヴ判事は一等喫煙車の隅で葉巻をくゆらせ、《タイムズ》の政治記事を熱心に読みふけ
GWに入る直前に携帯からAmazonを利用して注文しておいた。ずいぶん前から左側上段のキーの反応が悪くなって、強く押し込むように打たないと入らなくなってきたからだ。辛抱して使ってきたが、もうそろそろいいだろう。どのくらい使ったのかと調べてみたら2005年12月に1台目を注文しているから2年と4ヶ月は使った。8000円程度の値段だったから十分に元は取ったと言えるだろう。いや、それどころか十二分に役に立ってくれた。 実は携帯電話キーボードの事だ。正式な名称はRboard for Keitai RBK-110Cという。コンパクトサイズの携帯キーボードではない。正真正銘、携帯電話につないで使えるキーボードだ。リュウドという新潟にある小さな会社が作っている。今のところ日本で唯一携帯電話用のキーボードを作っている会社だ(と思う)。ということは世界で唯一なのかもしれない。 このキーボードに出会ったきっか
まず第一に、僕はアンデルセンを擁護したいと思う。何から?誰から?そう、とりあえず僕自身の偏見からだ。人づてに〈差別意識に満ちた作家〉だという偏見に長く囚われていた。「醜いアヒルの子」には、黒い毛をまとった〈アヒルの子〉は醜く、白い優雅な羽根がはえそろった白鳥は美しいという人種差別を指向する暗示が存在する、という単純な視点を受け入れてしまった僕は、子供の頃には愛読したはずの彼の作品をずいぶんと遠ざけてきた。 このような一方的な主張を崩すには、もう一方の主張を聴く耳がぜひとも必要だが、機会は意外に訪れなかった。一度抱いた偏見はなかなか崩れないものだ。ところが最近になって、松岡正剛「千夜千冊」の〈第五十八夜〉にアンデルセンの「絵のない絵本」が取り上げられているのを知った。この文章で僕の中にあった〈ある呪縛〉が解かれた。さして松岡正剛の書評を読んでいるわけでもないし、彼の文章のファンというわけでも
さて、夏の文庫キャンペーン2006年版も佳境に入ってきた。すでに中高生のみなさんは読書感想文用の小説の選定にいそしんでいるように見受けられます。読書感想文ネタの記事へのアクセスが増えてきていますが、いずれも実は一年前に書いたもの。まあ一つは僕が高校生の時に書いたほんものの読書感想文だからある意味風化しないのだけど、もう一方はそれほど読んで役立つとも思われない。 それより小説の選定という意味では、「新潮文庫の100冊」「ナツイチ」「発見。角川文庫」のそれぞれについて、2005年VS.2006年の比較記事は、ややお役に立てるかもしれない。それにしても比較自体うがった見方しかしていないので、実はどれが読みやすいかとかどれが面白いかとか、それよりも何よりもどれが感想文を書きやすいかなんて情報はこれっぽっちも書かれてないのです。申し訳ありません(何を謝ってるんだか…。) とっとと本題に移ろう。それぞ
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