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画力アップ
fic-tion.hatenablog.com
初めて読む方は ありのママ 【美姫さんvsネコ編①】 ありのママ 第3話⑥ 完 美姫さんvsネコ ⑥ 「昨日、もうすぐ私の祖父の誕生日だから、喜んでもらおうと息子と一緒に一生懸命塗ったんです。 祖父は、ちょっと体調を崩していて……、元気になって座ってもらおうと。それも、昼間だとペンキのシンナーの匂いが皆さんのお宅のお邪魔になると思って、夕方から。 その椅子にお宅の猫がうちの庭に入ってきていたずらしたって事ですよね。もしかしてお宅の猫って外にも放し飼いで飼っているんですか?」と美姫さん。 おばさんは、その言葉にギョッとなる。「うちの敷地内で私がペンキを塗るのはいけない事なんですかね。」と美姫さんは今度は周りにいた野次馬に同意を求めはじめた。 美姫さんに同意を求められた野次馬の人たちは、一同に首を横にふる。美姫さんは、何故か泣いていた。 野次馬の一人が「猫を放し飼いにされていたんですか?もし
初めて読む方は ありのママ 【美姫さんvsネコ編①】 ありのママ 第3話⑤ 美姫さんvsネコ ⑤ 「ギャァァ。」朝から叫び声で目が覚める。 何々?事件?火事?僕は飛び起きてリビングに行く。お父さんもビックリして飛び起きたようだ。「外からだったよな。」とお父さん。 「外からだった。火事かな?何か事件かな?」と僕。 僕とお父さんは二階に上がり道路に面した窓のカーテンの隙間から外を見る。パジャマ姿の近所の人たちが通りに出てきていた。 周りに煙は見えない。火事ではなさそうだ。じゃぁ、事件か?もう少しカーテンを広げて窓の外を見ながら近所の人たちの視線の先を追うと道路を見ている人もいるがどうやら猫の飼い主宅の辺りが騒がしい。 一人の女性がうちの方にずかずかと歩いてくるのが見えた。 「えっ?うちに来る?」僕とお父さんは慌てて二階から降りる。リビングにパジャマから普段着に着替えている美姫さんがコーヒーを
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