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山形県鶴岡市に高い技術力を誇り、愚直でユニークな経営方針を貫く会社がある。真空容器・装置・部品を製作する秋山鉄工である。 大正11年創業の老舗メーカーである。2012年9月6日に90周年を迎えた。鶴岡市内に2つの工場を持つ。社員数は約60名。平均年齢は42歳。 本社工場外観 創業当社は農機具の販売を生業としていた。やがて、農機具の製造に乗り出し、秋山農機として発展。工場の一角には復元された秋山式動力耕運機が置かれていて、往時を偲ばせる。 復元された秋山式動力耕運機 やがて、真空関連の製品へとシフトを進め、現在はほぼ「真空専業」メーカーとして、知る人ぞ知る存在になっている。つくるものは変わっても、他の会社ではつくれないしっかりしたものをつくるという理念にブレはない。 鶴岡市日本国にある日本国工場で3代目である秋山周三社長に出迎えていただき、工場を見学させていただいた。「日本国」というのは正式
この水族館を「全国区」に押し上げたのは、まぎれもなく「クラゲ」である。今では、35種類以上のクラゲを常時展示する、世界一のクラゲ水族館である。公募で名付けられたクラゲの展示施設「クラネタリウム」は、手づくり感満載だが、他の水族館では味わえない感動と驚きに充ちている。 面白いのは、「助けの神」となったクラゲとの出会いが、実は偶然だったということ。1990年代後半、この水族館は経営の危機に瀕していた。1967年のオープン当初、約21万人だった入館者数は、1997年に10万人を割り、その後ずっと9万人台と低迷を続けていた。村上館長は「倒産も覚悟していた」と本音を語ってくれた。 そんな時、サンゴの水槽から白い泡のようなものが湧き立つのを発見した。館長いわく、「クラゲが勝手に湧いてきた」。最初はそれが何かも分からなかったが、実はクラゲのポリープ(卵)だった。餌を与えてみると、クラゲの幼生・プラヌラに
現場こそ競争力である - その信念を胸に、私はこれまで数多くの現場を訪ねてきました。過去の手帳を遡って数えてみると、その数はゆうに300を超えています。 自ら現場に赴き、そこで起きていること、そこで行われていることを観察し、聴き、感じる。そうした「現場行脚」を通じて、私が学習したことをまとめたものが、「現場力三部作」(「現場力を鍛える」「見える化」「ねばちっこい経営」)であり、その後に刊行した「現場力復権」「競争力の原点」「未来のスケッチ」といった一連の書籍群です。 日本の多くの現場には、ドラッカーが言うところの「知識労働者」(ナレッジ・ワーカー)が存在します。これは世界でも稀有なことです。知恵やアイデア、創意工夫を生み出すナレッジ・ワーカーが現場にいることこそが、日本企業の最大の優位性の源泉であると私は確信しています。 私はこれからも「現場行脚」を続けます。現場を訪問すると実にワクワクし
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