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中東情勢
gohannmogumogu.hatenablog.com
二人ならちょうどぐらいの客室に荷物をあけてひろがるわたし 木の枝を束ねたような細い木がときどき生えてあとは平原 住民がいるのかどうか分からないビルたちバスの窓の流れに どうしてか見てたらわかる日本から来た女の子わたしのほうも オーケーとノーしか言葉の通じないタクシーのおじさんとシャシリク 誰かのための写真と思う 旅に来たときぐらいしか撮らない写真 銅像の日陰の中にあつまっておじさんたちの長い夕どき 右の手を胸に置いたらありがとうのポーズ? 状況から思うには みぎひだりに尻尾を振って歩いている牛を抜かして子牛も抜かす はなしかけられているのが日本語とわかってそれで話がわかる このあいだウズベキスタンへ行きました。たいそうよいところでした。 八雁2019年11月通巻48号
東北大短歌3号浅野大輝「連作空間論」を読んで考えたことを書く、続きです。 gohannmogumogu.hatenablog.com 話を再開する前に、どういう立場でこれを書いているのか補足しておきます。 ・〈連作空間〉は比喩: ここで区別したいのは、物事を数学的な概念を利用して説明してみよう、という論と、実際に物事に数学的な構造があって概念が拡張されるよ!*1という論です。「連作空間論」は前者なので、浅野さんが後半に議論を拡張していく、連作を式で書いてみたりベクトル解析することは今のところ有意味ではないと思っています。だって本当の意味で線形空間ではない*2ため、自然な定義の延長ということがそもそもできません。比喩としてありかどうかは分かりません。対応関係を新たに定義して、納得できる例をだしてもらったら納得すると思います。 ・楽しい線形代数学: 私は、この記事が連作の読みや構造の理解に役に
表題の通り東北大短歌3号の浅野さんの「連作空間論」を読んだはなしと、楽しい線形代数のはなしをします。 「連作空間論」は、短歌連作というもの自体について理論を立てたり議論したりすることが必要だ、という問題意識から、線形空間という数学の概念を借りてきて連作について理論を立ててみた、という評論だと思っています。連作を線形空間の比喩で構造化することについて、私は納得するところもあったしひっかかるところもありました。 数学ではものの集まりをたんに「集合」と言って、そこに構造が入ったものを「空間」と言うので、「連作空間」というのを妄想するのは非常に楽しい。連作、というのはたしかにうたの集まりだけれど、そこに構造が入っているな。 — Sho YAMASHITA (@Yamashio_) 2016年11月15日 例えば山下さんが上のようなツイートをされていますが、踏まえられている数学の話を知っていると、「
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