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トンガ噴火(2022年1月15日)によるKAGRAの環境データ 2022年1月15日13:14:45 (日本時間)、フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイの海底火山が噴火し、現地で甚大な被害をもたらしたことが世界中で注目されています。この噴火による影響は日本にもおよび、津波で船が転覆するなどの被害があった一方、KAGRAの環境モニターでも検出されました。 KAGRAは日本の神岡地下に建設された重力波望遠鏡で、東京大学宇宙線研究所・国立天文台・高エネルギー加速器研究機構を中心に国内外の約400人の研究者が参加しています。同様の重力波望遠鏡としてアメリカのLIGOやイタリアのVirgoがありますが、これらが地上に建設されているのに対し、KAGRAは雑音低減のため地下施設に建設されています。重力波の信号は非常に微弱なので、これを観測するためにはありとあらゆる雑音を削減することが必要になります。その中で
2015年2月11日のアメリカ東部時間の午前10時30分(日本時間12日午前0時30分)に、LIGOグループとVIRGOグループが2015年9月から2016年1月にかけて行った重力波の観測結果について記者会見を行いましたが、それを受けて、KAGRA計画代表である梶田隆章教授のコメントを以下に掲載いたします。 ——- (Japanese) ——- 2016年2月12日 LIGO-Virgoの重力波発見に関するKAGRAグループからのコメント 我々KAGRAグループは、LIGO-Virgoが重力波信号を発見したことを心より祝福します。これは重力波および一般相対性理論の研究者が待ち望んでいた歴史的快挙です。 現在我々が建設中のKAGRAを含む第二世代の重力波望遠鏡(レーザー干渉計)によって、重力波そのものや、ブラックホールや中性子星という高密度星の研究が可能であることが実証されたという意味で、こ
重力波研究の歴史 重力波の予言 重力波は、アインシュタイン博士が1916年に提唱した一般相対性理論で予想された時空の歪みが伝搬する波動現象です。しかし、アインシュタイン博士自身、この重力波の効果はあまりに小さすぎて、実際には検証が極めて困難であろうと思っていたそうです。 共振型重力波アンテナの開発 しかし、重力波は、メリーランド大学のウェーバー先生によってその研究が世に大きく知られることになりました。ウェーバー先生は、重力波を検出する装置として、「共振型重力波アンテナ」を考案しました。重力波によって、金属でできた大きな共振体の共振振動が励起されることで重力波を検出しようとするものです。1960年代に、ウェーバー先生は2台の検出器を用意し、かつ、地球上で起こる同じ原因で両方の検出器から同じ信号が出てくる可能性を低減するために、2台の検出器を離して設置しました。先生は、それらからの信号を解析し
重力波とは? アインシュタインの一般相対性理論によれば、質量をもった物体が存在すると、それだけで時空にゆがみができます。さらにその物体が(軸対称ではない)運動をすると、 この時空のゆがみが光速で伝わっていきます。これが重力波です。重力波はすべてを貫通し、減衰しないと考えられています。東京大学宇宙線研究所の重力波研究グループでは、「重力波」の直接検出を行い、それを将来の「重力波による天体観測」の創生につなげていきたいと考えています。 重力波を捕らえる意義 人類は、太古よりつい最近まで可視光でしか自然を観察できませんでした。しかし19世紀に入って電波やX線が発見されると、遠くに一瞬で情報を伝えたり、人体や物質の中の様子が観察できるようになりました。そのため今まで全く未知だった世界への扉が開かれ、人類の知識の増大・世界観の変化に大きく役立ちました。 その後も赤外線・紫外線やガンマ線など、次々と新
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